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49.文化祭⑬

 馬車が止まりました。あきちゃんはまたいつものあきちゃんに戻り、馬車を降りる私をエスコートし、家に送ってくれました。



「ただいま。」

「おかえり。」

と兄さんが出迎えてくれました。

「こんばんわ。」

「あきちゃん、今日は妹がお世話になりました。」

「こちらこそ、ナヲちゃんとの食事を許してくれてありがとうございました。」

「ちょっと、まってて。とーさーん。かーさーん。あきちゃんがナヲを送ってきてくれた。」

と言うと、奥から両親がやってきて

「娘がお世話になりました。とても素敵なお店に連れて行っていただいたみたいで。ありがとうございました。よかったらうちでお茶でも飲んでいきませんか?」

と父。

「ありがとうございます。でも、馬車を待たせていますので。」

「では、今度ゆっくりいらしてください。私、あきちゃんの好きなちらし寿司作りますね。」

と母。

「はい。ありがとうございます。では、私はそろそろ失礼します。」

「じゃあ、馬車まで送るよ。」

「あきちゃん、今日はごちそうさまでした。とても楽しかったです。」

「私もとっても楽しかったよ。じゃあ。また明日学校で。それでは失礼します。おやすみなさい。」

私たちに見送られ、兄さんとあきちゃんは馬車の止めてある通りに向かいました。

小南ナヲ→前世で100歳まで生き、その記憶をもったままこの世界に生まれてきた。この物語の主人公。

角光明→日之本帝国第二皇子。幼い頃に遊んでいたあきちゃん(明)。

小南正次朗→ナヲの5歳歳上の兄。あだ名は正ちゃん。

花ちゃん→角光明の姉。

坂上信雪→貴族(士族)。正義感が強くて優しくて力持ち。柔道部期待の星。

水木富→貴族(華族)。気さくな性格で心優しい子。茶道部

長井隆→平民。九州の長崎出身。実家は長崎で貿易商、英語、仏蘭西語、独逸語が堪能。私が企画部部長を務めているセイコウ出版社で翻訳のアルバイトをしている。。

吉田かえで→平民。曲がったことが大嫌いな明るい活発な子。帝都の下町朝草生まれ朝草育ち。

野島柚木→あだ名はゆずちゃん。両親が営んでいる周南堂で働いている。午前中は購買で、午後は周南堂の店舗で働いている。ナヲとの幼馴染。

野島涼介→あだ名は涼くん。柚木の兄。

三条礼司→日之本帝国の上院、太政大臣。20年前は文部大臣だった。光明と花ちゃんの叔父。

市川先生→1年C組の担任。担当教科は数学。英国に留学経験があり英語が堪能。

相田さん→ナヲのクラスメイト。貴族

九条 善高→貴族。父は立法省の大臣 善成。社交ダンス部なんですよ

春日フジ→金属加工の春日工業副社長。竹男の妻。ナヲの父敏光の姉。ナヲの伯母。

春日竹男→金属加工の春日工業の社長。フジの夫。ナヲの伯父

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