僕の中の怪物④
僕には分からない。
「幸せ」や「平和」、「温もり」が分からない。
分かるのは「虚無」と「寂しさ」、「虚しさ」、それと邪魔ばかりする「アレ」だけだ。
白い天井を眺めても幸せにはなれない。枕を濡らしても安らかには眠れない。窓の外で自由に羽ばたく鳥を見ても僕は鳥にはなれない。
そして病院に居ても僕の病気は一向に治る気配すらない。
昔はあった「元気」というものが欲しかった。
人を笑顔にする魔法のようなヒーローになりたかった。
でもいつからか「アレ」が僕に侵食してきてから見えなくなってしまった。
夢は儚いとは正しくこの事なのかもしれないな。
「努力は必ず報われる」という言葉は何を根拠に誰が作ったのだろう。
こうやって考えているうちに結局残るのは虚無だけなんだ。
人や幸せなヤツが嫌いと言った。
でも本当はただ羨ましいだけのことなんだ。
きっと喉から手が出るほど欲しかったものなんだ。
僕はへそ曲がりでひねくれ者に過ぎない。馬鹿馬鹿しいよな。
僕には分からない。
「幸せ」や「平和」、「温もり」が分からない。
分かるのは「虚無」と「寂しさ」、「虚しさ」、それと邪魔ばかりする「アレ」だけだ。
白い天井を眺めても幸せにはなれない。枕を濡らしても安らかには眠れない。窓の外で自由に羽ばたく鳥を見ても僕は鳥にはなれない。
そして病院に居ても僕の病気は一向に治る気配すらない。
昔はあった「元気」というものが欲しかった。
人を笑顔にする魔法のようなヒーローになりたかった。
でもいつからか「アレ」が僕に侵食してきてから見えなくなってしまった。
夢は儚いとは正しくこの事なのかもしれないな。
「努力は必ず報われる」という言葉は何を根拠に誰が作ったのだろう。
こうやって考えているうちに結局残るのは虚無だけなんだ。
人や幸せなヤツが嫌いと言った。
でも本当はただ羨ましいだけのことなんだ。
きっと喉から手が出るほど欲しかったものなんだ。
僕はへそ曲がりでひねくれ者に過ぎない。馬鹿馬鹿しいよな。
僕「おい怪物。お前はなんで僕にくっついてるの?」
「君が僕を作ったんだよ、僕は君の心そのものに近い。」
僕「消えてくれ、目障りなんだよ。」
「それは無理な話だなー、君が人として変わりでもしなきゃ無理だよ、もしくは物事の考えや思考を改めたりすれば?」
僕「そうだな。その通りだよ。」
全く、ごもっともだ。
何もしてない奴が何を言ってるんだって話だ。動かなきゃ始まらない理論だな。
でも僕には動く気力も元気もそう無い。
何をしたらいい?どうすればいいと?
僕に何が出来る?穴はどうやったら埋まる?足りないピースはどこにある?
そんな事ばかり考えている。
僕は一体何なのだろう。自分がまるで息をして動くだけのただの生命体にしか見えない。
鏡は嫌いだ。そんなただの生命体なんて見たくない。
僕は僕が嫌いなのかもしれないな。
嫌いでしょうがない。胸糞ものだ。