4日目-05 夜
「しかしさくら姉さま。夜はすべてを洗い流してしまいますね」
…。
「そう、どんなことがあっても、人は忘れることで新しく生きていけるんですね」
「出ていけ」
「はい!まるでブーメランのようにすぐ帰ってきますけどね!」
その言葉通り外に出て、すぐ帰ってきた。
「ただいま!」
「スパイ行為を働くなら、もう少しわかりにくくしてほしいなぁ」
ちょっと笑顔で言ってみる。
「な、なぜわかった!
ではなくてですね、スパイはスパイでもスパイファミリーというわけです!
どやぁ!」
何に向かって誇っているのだろう。
「ぶっちゃけた話なのです。さくら姉さまからすれば私たち4人殺すことなどたやすいのです。だったらこのさいすべて忘れて一晩ぐらいぽーっとするのです」
「なるほど、いやがらせね」
「気づくのが遅いです!それでもさくら姉さまですか!」
「いや~最初の時からもしかしたら?とは思っていたけど、やはりそうだったのね」
「わたしなんかさくら姉さまからしたらそこらへんのゴミかもしれないです。
でも、ゴミにはゴミなりの意地があるということを、絶対に見せてやるです」
「じゃあわたしを理解してみなさいよ」
「そっ、それは難しいですっ!
でも、ちょっとだけ分かったです。
宋史さんと同じです。さくら姉さまも理解されたいのです」
「ほう。ただの頭パーじゃないみたいね」
「わたしの方こそ、理解するのは無理なのです。
なぜって、元からイかれてるからなのです!」
またも誇らしげにいうすず。
「はっ!自分で自分のことをバラしてしまいました!」
「もう変な詮索はめんどくさいわ。
わたしがみんな殺してあげるから安心して。寝なさい」
「お休みなのです!」




