3日目-04 夜
「お姉さま!気を落とさないでください!」
うん、ちょっと何言ってるのか分からない物体が私の部屋にいる。
「おねえさま??」
「わたしはさくらお姉さま一筋です。それにさくら姉さまの今日入手した記憶は
すずのものではなかったので、すずがお姉さまの元から離れる道理はなくなりました」
「本気で言ってる?」
「怖い顔しないでくださいおねえさま♡」
「笑えば許されると思ってる?」
「はい!」
すがすがしく、実にすがすがしく言った。
それが、非常に不愉快だ。
こいつもついでに殺そう。
決めた。
「まぁ、そういうわけで、結局はこういう運命なんだね」
ああ、物理的に殺す器具があれば。
紙切れ一枚でいい。殺せるルールがあれば。
…まぁいい。
殺してもいいルールはあるのだから、あとは、方法を考えるまで。
「おねえさま。いつになく表情が引き締まっていますが、何を考えているのですか?」
「あしたのごはんよ」
「ごはんですか。
すずはオムライスが食べたいです!」
「あなたは?」
さりげなく、宋史に振る。
少しでもいい。情報がほしい。
「そうだね。パエリアにしておこうかな」
「ふぅん、おしゃれね」
「きみは?」
「わたしは考え中よ」
「ふぅん」
本当に考えていた。
結局、どうでもいいことしか聞けなかったが、それでも、考えていた。
二人が寝てしまっても、考えていた。




