流れ星が降る物語
そんなある日のこと。
主人公の墓守が住んでいる小さな村に、ひとりの少年が訪問する。
目的は主人公にはないが、主人公の父親を探していた。そして、どこからか、主人公の父親と出くわすと、少年は父親に殺害されてしまった。
だが、少年は物語上で生き続けていた。
この少年は死神だったのだ。
そんなことも知らずに、墓穴へと埋めた主人公は、悲しみを堪えることはできなかった。
だが、悲しむことはない。
少年は獣と化した姿になって主人公の前に現れると、言葉を失う主人公を肩に乗せて、この村から飛び出した。
向かう先は壊れかけた機械の町。
そこで、主人公は死者に囲まれる。
だが、獣と化した少年はとても強かった。
ものすごく頼りになっていた。
主人公を守りながら、死者を倒していく。
倒しながら、抜け道を探していた。でも、抜け道は見つからず。
結局のところ、死神が本領発揮する。
地面から鎖が突き出て、この場をを完全に制圧した。
その後、獣と化した姿の死神がもふもふする肌触りであることに気づく主人公は、もふもふしはじめる。
すると冷静になったのか、死神が人の姿へと戻った。
だが、戻った時は青年になっていた。
少年の姿とは異なる、もっと大人びた見た目になっていた。
でも、主人公は見た目なんてあまり気にしなかった。
ひとまず探索しよう。
そう言って機会の町を歩いていると、ひとりの少女が現れた。
その少女は主人公を認知すると、敵意を向けた。
すぐさま戦闘態勢に入る少女。
奇襲する。それを死神が食い止める。
そのまま激しい攻防へ。
死神は獣の姿になって、金便に動く。
対する少女は、大きな大剣を手に構えた。
その大剣の原型は、少女の手そのもの。そう、この時主人公は気づいてしまった。
この少女は、身体の一部分が機械であることに……。
なんということだ。
村の外に出て早々、こんなものを目にするなんて。
そうぼやく主人公は、ただ見守るのみだった。
――暫く、五分五分の動きが続く。
終わらない戦い。でも、とある一瞬の隙をついた死神が地面に攻撃を与えた。
すると、地面が崩れ去っていき、その上に立っていた少女は地に落ちていった。この町には地下空間でもあるのかと思わせるような結末だった。
この場から逃げよう。
決着はついたとはいえ、倒してはいない。
身の危険を感じていた死神は主人公を連れて、この町から立ち去った。
向かう行き先は決まっていた。
荒廃した荒野の遠くにある、大都市。
そこにいけば、希望を繋げられる。死神はそう信じていた。
そのことを主人公に伝えた。
主人公はただ、状況を飲み込むしかできない。
こうして主人公の旅は始まった。
これからどうなっていくのだろうか。不安だらけだが、微かな希望を抱いて。
ふと、空を見上げる。
流れ星が流れていった。
――きっと、この世界は。
私の手で、生まれ変わるような気がする。
タイトルは忘れてしまったけれど、結末まではしっかりと覚えていた芽依。
ひとつ物語を語り終えると、魔法の結界を解除した。




