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食事のお時間



「これって大人数で食べる用?」

「コスパとか考えたらこれが無難という考えに至っただけ。先輩は少し離れたところで食べるから、こっちは一年生組で召し上がってね……って」


「ありがとうございます」


「お、男にお礼を言われる筋合いはないわよ」


 やや照れ隠しする聖沙は、俺がいる席とは少し離れたテーブルへと向かった。

 そこには鷹子と莉桜が手を振っていた。


「うむ。美味しそうだな」


 綾先生が目の前の座席に座ってきた。そして、少し遅れて兎羽も着席した。


「一年生が揃ったし、頂こうかしら」


 綾先生が一番乗りでチーズピザに手を掛けた。


「なんか……綾先生が大人げないような……」


「だってぇ、一年生のほうが大きいサイズ注文したって聞いたから」

 素直な意見を述べられた。


「なるほど。それでこちら側の座席に……ああ、なんてことでしょう。新入生に甘えなし、というようなニュアンスを植え込むための行動と見て取ってもおかしくありませんね」


「それもあるけど、一番の理由はそれじゃない」

「違うんですか?」

「そうよ。一番の目的というか、私が知りたいのは昨日のことよ。大智君、すずね、何があったの?」


「うーんと、それは……」

「それはですね。スクロール発明施設を見つけました」


 すんなりと答えるすずね。報告の一環として綾先生に口を開いたかのようにも見えた。



「スクロールの発明させる施設、か」

「そうですね……あんな物騒な施設が第二公園にあったのですよ。誰が作ったのかまったく検討がこちらではついていなくて」

「これ以上の追求は、あんたらの仕事にはさせては行けないわね。先生も手を打とうかしら」

「それは助かります。今回発見したスクロールが先日の誘拐事件にも関与していることも発覚したので、どちらにせよ綾先生の手を借りざる得ないかと思いまして」


 すずねと綾先生が淡々と対話している。

 俺はチーズピザを口に頬張ると、チーズがとてもとろけた。 



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