表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/64

九蛾大智、先輩方と挨拶を交える

第四話となります。

メリークリスマス!!


ブックマークを付けて頂けると、次回以降スムーズに続きから読めますのでお気軽にブックマークをお願い致します。



「ちょっと、心の準備がまだ……」


 小柄な体格相手なのに、まったく抵抗出来ずにドアの前まで運ばれてしまった。魔法を使っているとしか思えないが、すずねが俺を後押ししたいのは理解した。


「し、失礼します!」


 気を取り直し、ドアを三回ノックして開けると、室内からの視線が俺たちのほうを向いてきた。

 おそらく、初対面の者ばかりだ。

 室内で整理整頓をしていたのは、いずれも二年生だったから。



「うっ――男がなんでこんなところに――!」


 いきなりの大声で俺を警戒していたのは、両手にウッドテーブルを抱えている金髪の女子学生だった。


「……よくわからないけど、ごめんなさい」

「あっちいってよね!」


 視線を逸らす彼女は、俺のことをまるで話し相手じゃない扱いをしていた。テーブルをどこに置くか、場所を考えている様子ではあるが、なかなか定まらないみたいだった。


「それはあの辺で――」

 落ち着きのある高身長の女子学生が肩を叩いて、アドバイスをする。


「わかったわ!」


 と言った金髪の女子学生は素直に聞き入れたのか、てくてくと歩いていく。アドバイス通りにテーブルを設置すると、褒めてほしいという視線を送りつけていた。

 その視線に気にすることなく、こちら側をみていた高身長の黒髪女子学生は、口を開く。


「妹が無礼な反応をしてしまってすまない。というか、ここに来たということは、君たちふたりは七賢者の卵という認識で大丈夫かい?」

「はい。俺は、九蛾大智といいます。ここでお世話になります」

「――すずねです。よろしくお願いします」


 俺の背中からひょっこり顔を出して、ぺこりとお辞儀をするすずねは、真面目そうな第一印象をみせた。


「拙者は峯本(みねもと)鷹子(たかこ)だ。よろしくな。そんで、さっきあっちに行ってしまわれたた金髪の妹は聖沙(みさ)と言ってな、男に対してやたら変な偏見を持ってるだけだから、特に気にしないでやってくれ」

「わかりました」

「あとは、あれか……」


 鷹子が視線を送る先、聖沙と仲良くお喋りする紫髪の女子学生が目に映る。


「えっと、そちらの方は……」

咲馬(さくま)莉桜(りお)と呼ぶ。そして、ここにいる三名はいずれも二年生だ。まぁ、拙者だけが魔道工業科なのだが……」

「鷹子さんは俺と同じ科目の先輩……」

「ああ、そうなるのか」

「ということは、あのお二人は魔法科ということですね」


「そうだ。……七賢者の卵として、仲良くしてやってほしい。拙者も含めて」

「それはわかってますよー」


 随分と機嫌がよいすずねは、聖沙と莉桜という先輩の様子を暫し見物していた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ