表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/74

第九話 冒険者ギルドで馬鹿にされる

 「ハンターカードを作成したいのですが」

 「え!? 貴方がですか!?」

 「無理なんですか?」

 「だって経験値0ですよね。自殺願望がおありなんですか?」


 受付嬢にすら馬鹿にされる。

 気にするな。俺にはバグ化がある。

 少なくとも現在魔剣と無限のお金を持っているんだ。


 「作成お願いします」

 「まあいいですけど」


 そう言って渋々受付嬢はハンターカードを作成する。

 そして俺はハンターカードを手に入れた。

 =====================

 ハンター名 レイン

 ハンターランク1

 パーティーランク1

 ハンター番号000000000000000

 ======================


 「ハンター番号は全部0にしておきましたのでwww」

 「ありがとうございます。でも0っていい数字ですよね」

 「そうですねwww 落ちこぼれとしてはいい数字に見えるのかと」


 俺をとことん馬鹿にする受付嬢。

 まあ馬鹿にされるのも当然か。

 経験値が全ての世界で俺は経験値を取得できないのだから。

 

 「先ずはバグの条件探る前に防具やアイテム買うか」


 何せ俺にはお金が無限にある。

 お金で買える物なら何だって買えるのだ。


 「おいあいつ一丁前に剣なんか持ってるぜ」

 「本当ね。攻撃力0なのにねwww」

 「奪ってやろうぜ」


 俺に近づいてくる二人組の男女。

 高価な武器や防具は身に着けてないが、決して安い武器や防具ではない。


 「おいその剣俺に寄越せよ。お前なんかが持ってても宝の持ち腐れだろうが」

 「いやこの剣は重要だ。悪いが渡せない」

 「何だとてめえ!」


 俺に喧嘩を売ってくる青年。

 俺に向かって拳を振り翳す。

 それを俺は魔剣アーレードで防いだ。


 「てめえ、このステータス値が上がらない無能の癖に」

 俺は相手にするのが面倒臭かったので一撃で片づけることにした。

 

 「ぐわあああああああああっ!」

 「きゃあああああああああっ!」


 相手の男女二人に死なない程度の大量の硬貨を降らせた。

 相手は苦しそうな表情をしている。


 「じゃあな。俺は忙しいんだ」


 俺は冒険者ギルドを出る。

 周囲は騒然としていた。


 「おいあいつ今目の前から大量のお金を出現させたぞ。どうなってやがる!?」

 「レインって経験値0だろ。お金なんて持ってない筈」

 「どういうカラクリだ!?」


 俺は出現させたお金を消すことも出来る。

 これがバグの強みである。

 俺はそろそろいいだろうと思い、男女に降らせた大量の硬貨を消した。


 「さあ防具とアイテム買うか」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング

ここまで読んでくれた読者様にお願いです!

↑の☆☆☆☆☆評価欄↑を

★★★★★にしていただけると作者にとって非常に大きなモチベーションになります!


もちろん、ブックマークも嬉しいです! 引き続きよろしくおねがいします!



― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ