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寂しさについて

作者: 高田 優

読みに来ていただき、ありがとうございます。

寂しい。

それは誰もが感じる感情であろう。


歳をとったせいか、しきりに寂しさを感じるようになった。

しかし、毎日会う人々はそんな寂しさを抱えているなんて微塵も感じさせることはない。


これは私の気のせいかもしれないが、誰かとコミュニケーションをとっていると、その人が実はすごく寂しがり屋だった、なんてことは、普段は感じない。

だが、電車で楽しそうにおしゃべりしている女子高生でさえ、確実に歳をとり、その友達もずっと一緒ではないのが世の常である。

つまり、人間は寂しさから逃れることはできない。


ただ、自分が感じる寂しさについて、他人も寂しさを感じていることを想像できれば、それはそれで自分だけが寂しいわけではないということが分かる。

それが分かったところで、寂しさがまぎれるわけでもないが、自分だけではないというのは、やはり認識しておくべきだろう。


日常、職場であう人々、コンビニの店員さん、喫茶店の店員さん、電車で一緒になった人…

みんな寂しさを抱えて生きている。


寂しさに対して敏感になっているかどうかはその人次第だと思うので、たとえ寂しくてもそれが気にならない人はお得である。

また、寂しさを紛らわせる手段を持っている人もお得である。


そんなことを考えながらも、どっちみち人間って寂しいもんだねと直視できる人はそれはそれで立派である。


いずれにせよ、寂しい寂しいと思いながらも、所詮は暇つぶしと思っていたりするのである。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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