表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/39

 「そろそろ休む?」

 タイラン(一つ目の)公国の1/4程度を過ぎた頃。

 騎竜のスピードがやや落ち始めた。

 そろそろ野営の準備が必要みたいだ。

 「はい。ちょうど良い頃合かと」

 「ヴァル、スピード落として」


 -承知した-。


 ルーヴルで買った騎竜、ヴァルは「勇敢」という意味がある。

 購入した騎竜には名前を贈ると契約紋が現れ、契約者との間で意思疎

通が出来るらしく。ヴァルが始めて喋ったときは驚きました。

 ただし、相性が悪いと喋るどころか振り落とされます。


 ジークの「閃光シュトラール」、

 カートの「一角獣イディナローク」、

 リーナが「赤い花エリュトロン・フィオーレ


 皆可愛いけど、ヴァルが一番可愛い♪


 -……嬉しいが、褒めすぎだ-


 照れているらしい。

 サクサクとご飯の準備をする(やっているのはリーナとカートが殆ど

だけど)。

 枯れ木を適当に置き、封紙を外した小型の炎術魔鉱石を中心に置く。

  『火炎』

 小さな、でも消えない炎が暮れてきた辺りを包んだ。

 リーナが素早く乾物と水を鍋に入れ、煮込み始めた。

 途中でカートが取ってきた(毟ったとも言う)草(生食可能なもの)も

一緒に入っている。ビタミンは大事ですよ。

 乾酪チーズとパン、肉と野菜のスープ&葡萄酒ルヴァン

 出来立ては美味しいです。


 騎竜はもともとは雑食だけど竜果グラナートアッフェルが好物で

移動時は乾燥したものを5~6個/回、朝夕食べるそうです。

 騎馬と比べて省エネらしい。


 夕食後。

 簡単に行程の確認をして。

 ジークが見張りをしてくれるらしいので皆で丸くなって寝ました。

 次の日、ヴァルに顔を舐められて目が覚めたのは内緒です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ