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 「ここからどうしようか?」


 シャスタスルーシュ皇国国境の町ル-ヴル。


 此処に来るまでに竜車で6日(騎馬で10日程、徒歩だとどんなに急い

でも一ヶ月近くかかる)目的地はアルメィダ首都キルンなので、2つの

国を通過し、さらにキルンまで行かなきゃならないのだ。

 旅費(お金)はたくさん持ってきたけど。

 飛竜はお金が掛かりそうだし。

 竜車は快適だけど、いかにもお金持っています、という感じで狙われ

やすいし。

 かといって歩いてたら時間切れタイムオーバー決定だろうし。

 「カート、どうしよう?」

 「そうですね……。騎竜はどうでしょう?少々扱いが難しいと聞きま

 すが、馬と違って大抵の物音には怯みませんし。何より飛竜よりも格

 安、且つ街の様子も見ることができます」

 騎竜だったら、此処から首都キルンまで大体10日くらいかぁ。

 「いいかも♪」

 「ただし、国を跨ぐので借りるのではなく購入の形になります。それ

 に騎竜は相性がありますし……」

 「でも竜宿だったらある程度安全なんでしょ?」

 「はい。騎竜を泊めるための房が必要ですし、騎竜を借入、購入する

 お金を持っていないといけませんから必然的にランクは上がります」

 「ふぅん。リーナは竜大丈夫?」

 「平気ですわ。幼い頃はよく乗っておりました」

 い、意外とお転婆だったんだね。

 リーナ。

 「ジーク」

 「騎竜が一番妥当かと」

 「じゃあ、えっと。4匹?4頭?」

 「4機、ですね。竜は機で数えますので」

 「4機買ったら幾らくらい?」

 「良いものは1機当たり晶貨1~2枚程度しますね」

 うぁ。

 結構するなぁ。

 「飛竜は国家間を跨げませんからね。飛竜は一区間50金貨しますし

 何より襲われた場合の対処が出来にくいですから」

 仕方ない。

 「帰ってからもちゃんと使えば無駄遣いじゃないかな?」

 「そうですね。騎竜は大事に扱えば数百年は生きるといいますもの、

 大丈夫だと思いますよ」

 意外と長生きなんですね。

 「では、騎商の所へ行きましょう」

 ジークの言葉で騎商の所まで歩くことになった。

 どんな竜に会えるのかちょっぴり楽しみだ。

三回乗り換え×50金貨=片道一人当たり1晶貨50金貨

騎竜は往復使用できるため、片道で50~100金貨(1晶貨)


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