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 「……何をなさっておいでですか」


 ピシっ。


 ヒュ~。


 うん。そんな感じです。

 ジークフリートが凄まじい目付きでこっちを睨んでいます。


 がくがく、ぶるぶる。


 冷房不要ですね。

 一家に一人、絶対零度鬼教育係ジークフリートをどうぞ。

 暑さ対策万全デスヨ。

 今ならお手ごろ価格で手に入ります。

 完全予約販売のため離宮IN皇太子執務室まで先着1名様ごあんな~い。


 ……と。

 意識が逸れたが(勿論みっちりと怒られました)。


 「ハロルド様の護衛武官見習いが到着しましたので、皇宮謁見室までお越し

くださるようにと宰相閣下より伝言を承っております」

 「護衛武官?ジークいるし、いらないよ」

 「そうは行きません。すぐに用意なさって下さい」


 面倒くさい。


 サボりたい。


 「くれぐれも、サボろうなどとなさいませんように。皇帝陛下あのばかの真似事は

 一切なさらなくて結構です」


 ……はぁ。


 最近ジークフリートの愛情が薄い気がする。

 2年前はあんなに甲斐甲斐しく(!?)面倒見てくれていたのに。


 「……ジークが冷たい」

 睨まれました。


 「……これが終われば一月後には調停式です。その後ならばお休みを取って

 頂くことも可能になるかもしれません」


 ……お休み?

 うん。

 さっさと終わらそうか、謁見というか宣誓式。

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