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 小手はリーナが工房へ届けてくれたので。


 退屈です。


 ……カートにお願いした奴の様子見にいこうかな。

 「フィー」

 「……」

 「ジーク」

 「……」

 顔を上げて。

 でも、返事はなし。

 「……ジークフリート」

 「……はい」

 不承不承、といった返事が返る。

 そんなに嫌か、フィーディー。

 「カートのところ行ってきていい?」

 「お仕事は?」

 「終わったから言ってるの」

 「……一緒に伺いますのでしばしお待ち下さい」

 「いいけど。早くしないとおいてくからね」

 「……御意」

 チェックの終わった書類をBOXに放り込む。

 「いこ」

 「あの小手、どうなさるのですか?」

 気になっていたらしい。

 ……ふむ。

 「ん?あれ?見本だし、ジークしか使えないからな~。いらないなら壊すけど?」

 「壊すなど……」

 「欲しい?」

 「はい」

 「どうしても?」

 くすくす。

 「ぜひ」

 しょうがないなぁ。

 「じゃあ、あげるよ」

 「ありがとうございます」

 「でも、戻ってきてからね」

 「はい」

 そんなことを言っていたら着きました。


 中庭……というか畑と果樹園?に到着です。


 「豆、豆、まめ~。可愛いまめはど~こ~か~な~」

 「豆など我が国にもあるでしょうに」

 「あれは種類が違うのっ。栄養価高いんだからね?」

 「……(いつも思うのだが殿下の知識は一体どこから来るのだ)」

 「カート~」

 うん。

 いた。

中庭は実験的に植えた植物が大量にあります。

カートは皇宮に呼び出されなければ、主人公居室と中庭のどちらかにいます。

離宮に部屋を持っているのは主であるハルの他はジーク、カート、リーナのみです。


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