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番外編④にこれの前回分があります。

読まなくても分かりますが、お暇でしたらそちらもどうぞ。

 現在地:離宮内自室。


 唐突ですが。

 猛烈にお腹が空きました。

 真術使うのは精神力な筈なのに。

 私の場合は真術を使うと精神力も減るけどお腹も減るらしい。

 携帯食料がなかったので、諦めて客間にいる(だろう)カートのところへ向

かう。

 カートだったら非常時用の携帯食料を持っているはずだ。

 後から怒るかもしれないけど、ジークにバレルよりはマシだ。

 そうと決まれば客間に移動。


 「カート、いる~?」


 マリーは治療のあと気を失ったので、一応カートに面倒見てもらうように

頼んでいたし。

 衛士に頼んで中にはいる。

 「カートぉ」

 部屋を見渡して。

あ、いた。ソファーで寛いでる。

 いた……けれど。

 ジークフリートも、いる。

 ……ぅ……あちゃぁ……。

 もう帰ってきてたんだね。

 「あ、ジーク、お帰り~」

 「ただいま戻りました、ハロルド様」

 にっこりもしない。

 うぅ。

 無表情鉄面皮は怖いよぉ。

 「どうなさいました?ハル様」


 言いたい。


 けど。


 言えない。


 反対側に危険人物がいるから。

 「マリーまだ寝てる?」

 「えぇ。お疲れの様子で。私もマドレーン嬢が参られたら部屋に戻るつもり

 です」

 う。

 もう少し待ってれば良かった。

 あぁぁ。

 「ジークは?」

 「警備隊に渡してきましたので、閣下に報告をした帰りです」

 「そお」

 「お話ならばちょうどマドレーンも帰ってきたことですし、殿下のお部屋で

 伺いましょう」

 ……はい。

 口元だけ見れば微笑っているのに、目が笑ってないというか、青筋が怖いで

す。

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