表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/39

 首都生活2日目―――……。

 快晴です。

 気持ちが良い位に晴れています。


 カートがいないけれど。


 えぇ。

 昨日急にシリルおじさんから呼び戻されました。

 中庭に植えた樹の調子が悪いということで。

 中庭には主に私とカートとジークが実験的に植えた植物が多量にあり、普段

は庭師が管理しているけど、何かあればカートが呼び出されるのだ。

 ……まぁ、カートは好きでやってるからいいらしいけど。

 度々人の補佐官連れて行かないで欲しい。

 何のための補佐官なんだ。


 ジークもいません。


 いや、正確にはいるけど、いないというか。

 いても動かないというか……。

 ……うん。

 シ・カ・バ・ネ……です。


 ……普段は1~2時間ぐらいの睡眠で疲れ知らずなジークは。

 飲んでいるときはザル?

 ワク?

 なにそれ美味しいの?……ってくらい平気なのに。

 お酒を飲んで寝ている時に起こしに行くと大変なことになります……。


 ええ。もお。素敵に。

 最終世界壊滅兵器並みに、危険です。


 一度だけ。

 一度だけ、ですね?

 急ぎの仕事で執務室に泊まりこんで仕事したときがあって。

 ちょっと寒かったから……ブランデー入りの紅茶を飲んだのですよ。

 私は美味しかったけどお酒入りなのであまり飲めずにジークが2杯飲んだか

な?その後疲れたので仮眠しようってなって。

 私は執務室奥の寝室で、ジークは執務室のソファーで寝て。

 その日の朝。

 いつまでも来ないジークに痺れを切らしたシリルと宰相が部屋にはいって起

こそうとしたら。



  心地よいくらいの低音の、やや掠れた声で。

  適度に肌蹴たカッコウのジークが。

  起こそうとしたシリルに『私と一緒にいろ……』とか言って濃厚な

 (技巧たっぷり、めろめろな)チューをしたらしく。



 それを間近で見てしまったらしい、すっごく蒼褪めた宰相リュシアス

顔中真っ赤なシリルおじさんがいました。

 そして。

 「「二度とブリーゼ卿(こいつ)にアルコールを飲ませないように。どうして

 も飲ませるときは、ブリーゼ卿(こいつ)が絶対起きてくるまで起こしに行

 かないように(行くな)」」

 ……とだけ行ってふらふらと出て行って。

 2日ほど仕事になりませんでした。

 その後二度と、あのときのことは聞くなと言われています。

 でもって本人は覚えていないので、寝ぼけたジークは危険物指定にされています。

 昨日ほんのちょっぴりお酒を飲んだジークを起こすのをカートに頼んでいたのに

心的外傷トラウマになるのを避けるために)。

 頼みの綱が不在って。

 ……あああ。

 無理やり飲ませなきゃ良かった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ