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【前編】オランダ洞窟の怪奇(異世界への扉) ~徐福が大和朝廷へ紡いだ「始皇帝の二千年帝国」~  作者: 如月妙美


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第十一章 現代における都市伝説

 昭和が平成へと移り変わる頃、島は観光地としても知られるようになった。美しい海岸線とサンゴ礁、豊かな自然環境が多くの観光客を魅力し、島の経済も潤うようになった。しかし、オランダ洞窟の存在は、観光案内には一切記載されることがなかった。

 それでも、好奇心旺盛な若者たちの間では、「禁断の洞窟」として密かに話題になることがあった。インターネットが普及すると、オランダ洞窟に関する様々な憶測や体験談が書き込まれるようになった。

「友人と一緒に洞窟の入り口まで行ったが、中から不気味な声が聞こえてきて慌てて逃げた」 「夜中に洞窟の方向から青い光が見えた」 「満月の夜に、洞窟から白い霧のようなものが立ち上るのを見た」

 こうした書き込みの真偽のほどは定かではないが、島を訪れる観光客の中には、オランダ洞窟を探し求める者も現れるようになった。

 島の観光協会では、そうした問い合わせに対して丁重に断りの返答をしている。

「申し訳ございませんが、安全上の理由から、その場所への案内はお断りしております。島には他にも美しい観光スポットがございますので、そちらをお楽しみください」

 しかし、地元の若者の中には、都市伝説に憧れて無謀な探険を試みる者もいた。幸い、洞窟の入り口付近は一部が崩落して狭くなっており、簡単には奥へ進めない状況になっていた。それでも、島の大人たちは常に警戒を怠らなかった。


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