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飼い主の心、ペットは知らず

作者: 小雨川蛙
掲載日:2025/12/22

あのバカ猫!

どんなに躾けても必ずこの場所にオシッコをするんだから!


小さい頃から何度も叱っているのにこれだけは絶対に直らない。

それどころか他の事で叱られると気まずそうにしょぼんとしているのに、この事ではいくら叱っても無視をする。

こっちを一瞥した後にぷいっと顔を背けて去っていくのだ。


「よく覚えておきなさい。アンタ、私だからこの程度で済んでいるんだからね! 普通の主人ならアンタのことを引っ叩いているんだから!」


猫の主人のおばさんは猫へそう怒鳴ったが、今日も猫はどこ吹く風といった様子で気にもしない。

他の事はちゃんと覚えてくれたのに。


「あーもう! 所詮、猫は猫か……」


飼い主の責務として、今日も猫のオシッコがかけられた場所を彼女は水で流す。


「飼い主の心。ペットは知らず……か」





私は人間というものがわからない。

何故、あいつは私が毎日のように『魔除け』をしてやっているのに、それをわざわざ上から水をかけて台無しにしているのか。


まったく。

この場所には悪霊がいるというのに……。


「飼い主の心。ペットは知らず、か」


そう呟きながら、私は今日も『魔除け』をした。

猫のオシッコが魔除けになるって民間伝承を昔聞いた気がします。

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― 新着の感想 ―
いや最悪やぞ。 バイクのシートに糞尿されてみい…地獄。(経験談) 猫の糞を直に掴んだ時の感触で何度発狂したか。
 最悪の結果しかない……(笑)  猫のそれはアレルギーを含め様々な物や金属に植物までも腐敗させるからこそに不浄のモノへと向け使われた云われでもある。
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