第一部 5 Beginning Last 始まり 《最終話》
ナファル「26人を代表して申し上げます。今回はきちんと26人出てきます!」
ルチ「そして、私、ファルク、サバル、サンデルも不思議な夢を見てここに来た」
ティフ「僕、チフル様、ペニさん、レビ、パムさん、ピス、ルニウスさん、ルプ、レダさん、ラルも同様に」
レリス「さらに、私、リロン、オラン、フォルーセ、ラノクス、ブーストも不思議な夢を見た」
そう、とても奇妙な現象だった。26人は全く同じ夢を見たのだ。それも同時刻に。彼らは夢を見るまでお互いのことを知らなかった。
そして、夢の中で彼らはここに来るように指示されたのだ。不思議なことに誰もその夢を不思議だとは思わなかった。
さらに、彼らにはその指示に従うことに何の躊躇いも無かった。
たまたま、同じ方向から同じ時間にこの場所を目指して来た。ただそれだけの理由で、このように4つのグループに分かれたわけである。
ナファル「夢に……従うか?」
また、夢はそのほかにもいくつかの指示を出していた。そのうちの1つが、ナファルという名の者とリロンという名の者をリーダーにし
旅をしろというものだった。
リュク「従うしかないでしょう!」
ルチ「もちろん!」
パム「当たり前でしょう」
レリス「行こう!」
モカ「皆さんは本当に同意するということでいいんですね?」
ウィキウ「はい!」
カルフィ「あぁ」
オラン「こうするしか、方法は無い」
レビ「ペニ様についていきます」
ペニ「じゃあ、みんなとともに」
ルニウス「皆さんについていくよ」
チフル「同意しないという選択肢は無いでしょう」
ファルク「それって、こちらの選択権まで奪っているのでは……?」
サンデル「ま、気にしなくていいんじゃないの」
フィルエスプ「旅の目的は?」
レダ「夢を見せた者を探すこと」
サバル「神を見つけること」
ブースト「探している神が夢を見せた者かもな」
ティフ「忘れちゃいけない、それと同じくらい大事なこと」
ルプ「そう、人間という者をじっくりと分析すること」
ラル「そして人間とは何なのかを突き止めること」
ピス「そこに完璧な答えというものは存在しない」
ラノクス「議論していても仕方が無い」
フォルーセ「自分の体を動かして、達成しよう」
リロン「そうと決まれば、早く行こうよ。出発!」
こうして、彼らは夢にしたがい旅をはじめた。26人が一つとなって……
自ら決意し自らの意思に従って旅をすることを決めた少年少女。
彼らは日の出とともに、新しい道を進んで行った………………
リロン「ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
第一部はここで終了ですが、引き続き第二話も読んでください。
お願いします」
チフル「更新は1週間以内にする予定です」