第二十四話 フレイラたちは聖騎士ルティシアと出会った
ギルド青猫の受付嬢が、巨乳を揺らしながらカウンターから出てきて、つかつかと歩み寄り、鎧を着た女性騎士に対峙した。
「あんた、その鎧は聖騎士パラディンのものじゃないか。皇国トップクラスの騎士がこんな場末のギルドに何の用?」
「詳しくは話せないが、ある人物を探している。そのために協力者を募りたい」
「だってさ、サーヤ」
受付嬢に呼ばれたサーヤはむくっと立ち上がってパラディンの女の顔を間近に見た。
「採用」
「⋯?」
パラディンの女にはサーヤの意図が理解できなかったようだ。アルテミシアが横から口を挟んだ。
「パラディンのお姉さん、私たちとパーティー組もうよ。ちょうど強い剣士が欲しかったんだ。そしたらあなたの探し物にも全面的に協力するからさ」
「あなたがたは、エルフか?」
ようやく女は状況を理解したようだった。
「そう、私はエルフの弓使いアルテミシア。こっちは私の姉の魔導士サーヤ。この子は魔導士見習いのフレイラよ。あなたの名前は?」
「ルティシア。願ってもない話だ。協力をお願いしたい」
青猫の受付嬢が言った。
「パラディンでもギルドに登録しなきゃうちのメンバーとパーティーは組めないよ」
「承知している」
聖騎士パラディンのルティシアは、受付カウンターに行って水晶球に手をかざした。すると、「測定不能」の文字が現れた。
受付嬢は焦ったように、
「え? こんなの初めてなんだけど」
と、つぶやいた。それに応じてサーヤが、
「1万超えるとその玉じゃ測定できないよ」
と解説した。
(レベル1万超えなんて人もいるんだ⋯凄い⋯)
フレイラが感心していると、アルテミシアが念話を送ってきた。
(パラディンは国神の加護を受けているからめちゃくちゃ底上げされるのよ)
フレイラは頷いた。




