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合法殺人企画  作者: 迷子
1/5

 思い出す度ぞっとする。

 小学5年生のあなたは、よく学校帰りに友達と公園で遊んでいた。

 その日もいつもの様に5時まで遊んで家に帰ると、親戚のヒデおじさんが来ていた。


「帰ったら手洗いうがいしなさいよ」


 そんな母の言葉に適当に返事をし、おじさんにも軽く挨拶をして洗面所へ向かった。


 あなたはヒデおじさんが苦手だった。いつも自分を見つけるとニヤニヤしながら近づいてきて、つまらない長話を始めるからだ。


 うがいの水を吐いて鏡を見ると、後ろにおじさんが立っていた。


「  ちゃん」


 あなたの下半身に手を伸ばし、スカートの裾を摘んで言った。


「これ、見て」


 血がついていた。


「  ちゃんもしっかり女の子だねえ」


 いつものニヤニヤ顔でそれだけ言うと部屋へ戻っていった。

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