第二の世界での物語
罪を償うために第二の人生を! 〜今度こそ後悔のない人生に〜
目が覚めた、だが目はあかない。
瞼が重いなぁ、、、ん?、ん?ん?
ここは一体どこだ? 人の声がする。だがそれにしても瞼が重すぎやしないかい?
どこかはわからんがとても心地良い。
もうこれは天国だな。
外は涼しいがあったかいものに包まれてる。
手に何か太いものが置かれた。反射的に握った。
喜んでるような声も聞こえる。
「ああうあーー」
何!?喋れないだと!
一体俺は何をされた!?
さるぐつわとかもないし物理的に喋れないぞ。
体も自由に動かない 、、てか四肢短くね?両手をつけられない。でも人間なのは間違いない
まさか俺って赤ちゃんじゃね!?
あっっっ何か柔らかいものが口に、ううん誤魔化すのはよそう。 これはおっぱいだ、間違いない
やべぇ〜幸せ〜〜と食感を感じていると何かとてつもない罪悪感が俺を襲った。
そうか、俺が赤ちゃんってことはこれは転生してるのか。
ってことは俺の前世死んだんだな。
しかも記憶持ったまま生まれてるし、これは最強なのでは?
俺の人生は大往生だったらいいな。そう思い返してみた。
あ、、、そうだ、俺は前世はゴミニートだった。。
俺が前世でパソコンを使ってゲームをした。
何連敗もしてついつい床を殴ってしまう癖が俺にはあった。
その時、母さんが俺に説教をしにきた。
「あんたは何度も何度も床をどんどん叩いてほんっとにうるさいのよ!そんなことをしてる暇あったら早く仕事見つけなさい!このでくの棒!!」
本当にこいつうぜーな
「俺の何がわかるんだよ!あああそうだよ、俺はデクの棒だよ!誰からも信頼されないデブだよ!」
「何を開き直ってんだ!!それがお前みたいなやつにも養ってる人に対する物言いか!」
父さんがそういった。養ってるとはなんだ、産んだのはそっちじゃないか、なら死ぬまで養う義務があるだろう。
とは言い返せなかった。言い返せなくない自分にも腹が立ち、自分勝手なことにその時怒りが頂点に達した。
「ああああ!!もう!!黙れよ!カス!でれば良いんだろ!でれば!」
俺はそこで暴れ狂った、
そして気づいた時には家を飛び出していた。
両親も限界だったのだろう。俺が外に出たのを見て何も言わなかった。
なけなしの金を使って食料を買ったが結局すぐにそこをついてホームレス生活が始まった。
ほぼ寝ているだけで友達もいない、金を恵んでくれるのを待ってるだけだった。
暇で気が狂いそうだった。
自分の前を歩く足音がコツコツと聞こえる。
それはお前は社会的に必要にない存在だ、どうしようもないゴミクズなんだ、と言ってるように聞こえた。
俺は肉体、精神ともに弱っていった。
俺は泣いた、両親に謝って就活をするからそれまで家に居させてくれと謝りたかった。
一体何が俺をこんなにしたんだろうか、
いや俺元からこんなやつだったな。
本気を出せばこれくらいできる、と思い込んで何に対してもやる気を見出せなかった。
唯一本気で取り組んでたパソコンでやってたゲームも周りからしたら上手い方だがそれまでのことだった。俺は本気で取り組んだゲームのせいで負けたことに焦燥感が襲い、次第に自分に対しイライラしてきた。
その時にお母さんからの説教が入った。
俺は何てクズなんだ
そして謝りにいこうと思ってギリギリ貯めておいた金を使って実家に戻って謝罪に向かった。
電車に乗った時いろんな人が俺から離れてった。そりゃそうだろうもう半年は風呂に入ってないからな。
右往左往して風の噂で両親が離婚したことを聞いた。確実に俺のせいだ、どうしようと悩み続けた。
俺はもう生きる気力も何も消えてしまった。そうだ、樹海にでもいって噂がほんとか確かめよう。
もし幽霊が出なかったら俺がそこで幽霊になろう。
今度人生があったら後悔のない人生にしよう。その時は親孝行できる良い子になろう、そう魂に誓った。
ーーーー俺は樹海にて意識を混沌としたものに飲み込まれていった。
ただ、固い意志だけを思いながら。
そして気づいたらここに赤ちゃんとして生まれていた。きっと俺の願いを神様かなんかが聞き届けてくれたんだろう。
いい機会をもらってしまった。これは本当に全力で生きてみよう。
眠気が俺を襲った。




