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君の言葉は消えた

掲載日:2023/03/29

彼女が言った

「私には弔いは必要ない」

と、

その言葉には不服でしかないと、

他人ですけどね。


それでも、訂正させたい事はある、


私は言った死ぬのが好きだと


彼は何も言わず辛そうに、去った。


やっぱり引くよね。


こんなこと。


彼女は言った

「貴方は何が好き?」

君が好きって言ったら、彼女はありがとうって言って笑った。


彼は言う

「貴方は無責任な人だ」

と冷たく笑う。

ただその笑顔に私は罪悪感を覚えた。

ごめんなさい。


彼女は言った。

「お互い頑張ろうね。この先も」

卒業式の桜が舞う。

その中で君は輝いてた。


今思えば先なんてなかった。


死ぬ気だったんだ。最初から。

産まれた時からとりつかれてたんだ。


彼は言った

「嘘つき」

と。

私は言った死のうが生きようが勝手だと。


彼は・・・言った

「愛してたのに」


時が止まった世界で

私は静かにポロポロと泣きながら

ありがとう、そしてごめんなさいと深く何度も謝る。

・・・・・・。

ああ、もう私の声は聞こえないか。



冷たい墓の上で、彼の世界と彼女の世界がリンクする。

お互いの言葉の裏には時差がある。

今か昔か。

それだけの話。

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