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すなが→まさき→なまこのリレー小説  作者: すなまがさきこ
4/13

すなが②

 

 ほぼほぼストロングゼロと共に落下した私だったが──


「おっと! 危ない!!」


 闇から現れしイケメンが、落下した筈の私の身体を抱きかかえていた。

 闇から現れしイケメンは、闇から現れただけあり、下半分は闇に埋もれている。


 よく見たら、その半身はニョロニョロしていた。


「人外!!」


 流石闇から現れただけあるわ?!

 そこはかとなくクトゥルフっぽい!!

 ニョロニョロしてるし!!


 下半身がニョロニョロしたイケメンは、悔しげにイケてる面を歪ませながらこう宣う。


「クッ……よくわかったな」

「わからんわけがない!!」

「よもやこうも容易く正体を見破るとは……こうなっては仕方ない!」

「なっなにをするつもり!?」


 おもわず触手的なR18に抵触するアレコレを想像してしまい身構えた私だったが、予想に反し下半身ニョロイケ(※略称)は、私をそっと降ろすと柔らかく手を取り唇を落とした。


「結婚してください」


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