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まさき①※ヒーロー視点
「ご主人?」
俺の顔を見た途端、鳩が44マグナム喰らったみたいな顔になってドアを閉めてしまったご主人。
オイどうしたご主人!?
早く今日も一日大人しくお留守番を務めた俺に、ちゅーるを献上してくれよッ!
「……あれ?」
が、何やら身体に異様な違和感がある。
目線もいつもよりやたら高い。
「――こ、これは!?」
この時俺はやっと気付いた。
――俺の身体が、ご主人と同じく人間になっていることに。
えーーー!?!?!?
「これはいったい……」
ひょっとして、アレのせいか?
――だとしたらご主人が危ない!
「ご主人ッ!」
俺は慌ててドアを開けた。




