獏(ばく) ―目覚め―
楽しかった夢の世界。
いろんな世界を見て歩いて、
幾百の想いと出会った。
自分もそんな楽しい世界を創りたくて、
世界を創った人と話したくて、
そうやって、自分だけのお話を書いた。
現実から目を背けて、夢の世界に生きている。
夢の世界は楽しくて、
現実は悲しくて、
そして苦しくて、厳しくて。
夢を食べて生きていたい。
そんな風に、世界から目を背けて生きて、
いろんなことをごまかしていた。
夢だけで生きることが辛くなっても、
そこにしがみついてた。
楽しくて始めた世界が、
いつのまにか苦しくなってた。
そして目覚める。
このままではダメだと感じて、
夢の世界から離れたり、
舞い戻ったりを繰り返す。
片方だけでは生きられないんだ。
だから、
現実でも楽しく生きられるように。
そして、
夢でも頑張っていけるように。
がんばってみよう。
そうして一歩を踏み出した。
夢と現実の狭間で、漂うのではなく、
両方の世界を見て、
しっかりと地を踏みしめて歩くことを考える。
きっと、夢を食べて生きたいと思っていた時は、
いつかは移り変わってゆくのだろう。
でも、今はがんばってすすむ。
だって夢は見るためだけじゃなく、
夢は叶えるためにあるのだから。
だから…、
またね!
夢の世界へ、
きっとまた来るから!
-つぶやき-
創作ですよ。
自分からの、最期のあいさつではありません(笑)
すこし前に、最近見なくなっていた人に気づいて、
リアルの世界へ戻ったのかな?と、そんな風に思ったことを詩みたいに書いてみたのでした。
その人は、今はまた戻ってきて元気に書いております。
そんなこんなで投稿せずにいたものですが、思い立って公開してみました。
旅立ちの決意、その気持ちはちょっと美しい。
そんなイメージで書いてみたものです。