月一の報告場 第二十七 創作論
過ごしやすい季節と場所と宿を提供してくださる神様はおりませんか?私は試練を拒否します。
年々加速する暑さの波に飲まれた鬼桜です。
私という人間は──
春は花粉に鼻喉をやられ、
夏は暑さにバテ、汗に体を濡らしながら冷房により体を冷やし腹痛に悩まされ、
秋は再び花粉に目鼻喉を殺され、
冬は重ね着の効果も虚しく腹痛に苛ませれながら、掛け布団を友とし手足の先端を凍えさせながら床暖房に身を投げだす、
そんな四季の日々を送るのですが過ごしやすい季節など無いのですよね……
生に向いてなさすぎる?!
というわけで今回は創作論です。
私はある日、天啓を得ました。
創作において必要な要素とは何か、その中でも根幹となる三大要素が神から齎されたのです。
それすなわち、
目標、タイムリミット、そしてトラブル……いや危機?違う、試練だ。
この三大要素の素晴らしいところは、読者、作者のどちらにも利点があるところなんです!
読者目線では、
目標が提示されることにより、先の展開を予想することや過程の流れの整合性にあれこれと思案を巡らせることが出来ます。没入するにも先が見えるほうがイメージがしやすいものだ。
タイムリミットが設定されることで、緊迫感や焦燥感を味わうことができます。時間制限のない話は終わりが見えないため、飽きが来るものなのです。
トラブルめいた危機があることで話の転換点が明確に分かり、危機に立ち向かう登場人物に感情移入してハラハラ・ドキドキを味わえます。まあ、トラブルが起こらない話なんて滅多に無いので恩恵を受けてる感覚はないですけどね。
非日常感(危機的状況は人によれば日常か?)、対岸の火事をエンタメとして昇華するのが人間の本質なのかな?
読者目線とは言っても、作者の一助ありきで受け取った読者が感じ取りやすいとされるものを書いたので、要素を活用した作者側が齎したものなんですがね……
作者ありきではありますが、先月に言った通り作品とは作者と読者の関係はどちらもいて成り立つ平等なものなのでケチつけたいわけではないことをここに表記だけはしておきます。
さて、それでは作者目線の利点です。
目標があることで進ませる路線がしっかり定まります。プロット段階の話なので関係あるかどうかは別として大目標と小目標を細かに設定することは物語において非常に重要です。
タイムリミットを設定することで目標へ向かう心構えや緊迫感を時間という限りある戻らない物によって意図的に深みのあるものにすることができる。これが不老不死ものの欠点で、短命幸薄ヒロインが多い理由です。タイムループはループ間隔を短くしたりデメリットを含ませるようになる。
トラブルめいた危機は潤滑油です。話を進める最強の翼です。まずこれがなければ基本的に話は進みません。危機が訪れ(首を突っ込み)対応し、一歩成長してまた新たな危機に出会う。この繰り返しで話は進められますが、これもまた同じことの繰り返しという単調さを招くのでバリュエーションと所々の変化球は必要ですが、基礎はこれで完全に成り立ちます。
正直タイムリミットは基本的に読者目線で必要な話なので作者目線ではそこまで大事でもないんですが、先月も申した通り作者が一番の読者なんですよ。
つまり作者目線での利点とは、作者目線で書いている時のメリットと読んでいる時のメリットが合わさったものとなっているのです。
なので上記の利点とは、執筆の際の利点であって作者としての利点だと完璧ではありません。ご了承ください。
ミラーリングを意識しすぎると細かい意図が消えてしまう……
是非ともこの感覚をものにしたい……
ですが、これが全てではありません。
これはあくまでも基礎なのです。応用方法が無数に残されています。
例えば話の目標や達成点を置かずに、話の芯を『志』として行き当たりばったりな旅に出るでも面白く書ける人はいる。
四コマ漫画なんかはタイムリミットをコマ数に制限をかけるという方法で、連続する短話を別の時間軸として書くことで場面の切り替わりが容易となり、話の単調さを消している。
危機を目に見えるものとして表すのではなく、文やコマ割りから示唆する方法で実はこうなる世界があり得たことを考察の余地として残す、または伏線としていずれ至ることを示唆する。
応用を用いて大成した者は必ず基礎をわかっています。
守破離、この心を忘れず創作と向き合っていきたいです。
というわけで現在の執筆中小説の数は98です。
私は自分を高く見積もりません。
応用など関係ない、3大要素すら意識を割くにはまだ早い。私はキャラ造形(?)、キャラに魂を吹き込むところから始めていきます……
創作論を使う所に辿り着いていないものが真理に辿り着く。まず文才をくれ。書き出しから悩むが?




