月一の報告場 第ニ十四 無償の愛
質量の感じないものに重さを感じるっていったいどこが感じているんでしょうね?
理由のいらない事柄の種類がわからない鬼桜です。
助けられた時にどんな些細な事でも理由があったほうが受け入れやすいですよね?
私は特に必要だとは思ってませんが騙されるのは嫌です。
これも信頼の勝ち取り筋の一つってこと?
貸しって、どうしようもない状況で助けられた事実よりも重くのしかかってきません?
当方、後回し型人間ですが終わったことは棚に上げる人種なので……
というわけで今回は無償の愛です。
僕はすべてを受け入れる。だからその愛をおくれ?
そもそもなんですが、なぜこんな議題にしたかと言いますと、自分の理想を理解したからです。
私はヤンデレ好きでした。
きっかけは忘れてしまいましたが愛の重い女の子は昔から大好きで、それが年月という目に見える指標まであったなら最高ですね。
なろうに入り始めた頃、自分が偶々読んだ話がヤンデレものだったからですかね?とても触発され、そのカテゴリーが好きになりました。
特にブラコン妹ヤンデレなんてとても素晴らしく、身近な異性で、年上の真似をしたくなるような年頃から率先して前を進んでいたお兄ちゃんについていった先が依存じみた過度な愛、とか素晴らしくないですか?
積み重ねた年月と、想い続けた日数は何にも勝る愛という名の力です。
そんな自分の性癖にヒビが入ったのは主人公以外の他者に向けられたヤンデレを読んだときです。
主人公を敵になり得るから排除、みたいな感じでなんの苦悩も躊躇いも、人間味の欠片もなく自分勝手で独善的な形で接触、脅迫じみたことをされてたのを読んで、主人公の補足文を読んで、とても嫌〜な気分になったんですよね。
独善的だろとか、愛を向けている対象の近くでこんな派手なことすんなバレるやろとか、好き勝手して被害者面出来る立場じゃないならもっと狡猾にやれや道連れにするぞとか、まあ色々思いはしたのですが、愛以外の排他的な感情を見せられたときの考えのなさ……いや、それは自分がヤンデレには教養と自制心と狡猾さと頭の良さがなければならないとかいう自分勝手な定義を確立してるだけなんで関係ないですね、まぁなんというか愛を向ける対象が主人公の時の排除シーンってサラッと流されたり、張り合いがある場合で一方的でなかったり、威圧的な意味が込められたにしても犯罪ギリギリで止めてるとか、やるにしても偽って近づいて自然を装ったり世間体とか何かあるじゃないですか。
それをたかだか想い人との接点なんてこの瞬間にできたばかりな癖に踏み込み過ぎだし、自分が弱者でない事なんて知れ渡っているくせに弱者振るとかほんとにちゃんちゃらおかしいと思いますが!
まあ、それでも性癖にヒビが入ったのは確かで、思い悩んでいたんです。
そしてわかりました。
私はただ、とてつもなく重くて甘い無償の愛に飢えていたんだと。
ああ、もちろんヤンデレのゾワゾワ感は好きですよ?主人公に対して愛が向けられている場合だけね。排除行動にこちらが被害を被らなければモーマンタイ!
でも、愛にリスクがつくのは厳しいなと思いました。こちらが出来る事はそれ未満の愛を返す以外にないですし、釣り合わないので。
なので無償の愛が理想型です。是非とも私でお試しください。
そもそも無償とは何でしょうか?見返りを求めないことですかね?
貴方だったら誰に預けられます?
どんな条件だったらいいんでしょうか?条件指定してる時点で無償ではない?それもそうかも。
でも、愛に優劣はなくてはならないのです。
平等に分け隔てないなら、それは愛を与えていないことと一緒なのです。
人は特別扱いを求めます、差を明確にしたいものです、優劣の差に特に敏感です。自身が優遇されることを何よりも望みますし、求めます。八方美人が嫌われるわけです。
そもそも愛には限界値が設定されています。
数値として表すものではありませんが、すべての物事には許容値の100%が存在していて、それは分け与える人が増えるたびに一人当たりの%が減ります。
数値が増えても相対価値に人は左右されます。
つまり、%以外で愛は見る価値が低いんですよね。(誰彼構わず愛の質量が重ければそれはそれで疎まれそうですけどね……)
私は一時の熱情に浮かされますが、愛も恋も知りません。(ちな童)
浮ついた心でいる事には慣れているのですが、どうも好き以上の気持ちになることはないので、何処かふわふわした気持ちで眺めている事以外に出来ることもないです。
多分、真面目に向き合ったことが無いからだと思います。悟ったふりして逃げてばかりなんで、大切な何かに気づけてないんでしょうね……
なので自分は渡してくれる相手に預ける待ちスタイルです。
まあ、殻篭りに出会いはない、ですけどね?(笑)
そんな自分なんで、無償の愛の譲渡条件なんて知りません。
私は面食いなので、養ってくれて知識をくださってくれて、面倒くさい自分を受け止めてくれる方以外、下さらなくて結構です!
ああ、良スペの駄目人間止まりでいたい……
というわけで現在までの執筆中小説数は前回と変わらず94です。
私の願いは祈りによって吹き飛ばされた。
かくも新しき光がこの身をどれだけ焦がせようか……
胸が苦しいことに快感を覚えてきたらヤンデレ適性がある証拠です!




