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@ameyuki_flower

足音が聞こえた。それは憐れみの。或いは蔑みの。彼の中で何かが変わってしまったのは確かだった。帰る場所をなくしたのかもしれない。窓の外で景色が飛び退ってゆく。もしも私が。いや、よそう。これで良かったのだ。彼は自由を手に入れた。私もまた飛び立とう。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@mikadukiame

「もぉいいかい」「まぁだだよ」子供達のはしゃぎ声。私は穏やかな気持ちで眺めている。おやおや、私の樹に登っておる。仕様のない奴だな。まぁ元気なのはよいことだ。遊べや遊べ。今日のこの日の輝きが月日を重ね色褪せても。「?」「どうした?」「今、樹が笑ったんだ」

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@Kagiko_Mizuhara

愛とは掌から零れ落ちるもの。そんな助言が真にならないように努力した、つもりだった。29戦0勝29敗。「一体何がいけらいのよぉ!」「また酔ってる。そろそろ諦めろよ」「やぁだぁわたひは結婚しらいのぉ!」「じゃあしよ」「ふぇ?」「結婚」念願の初勝利。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



「ちょっとエンターくん」

「どうしたんです先生」

「僕の句点は何処へ落としたのだろう」

「さぁ、どうせ先生が呆け呆けしていたんでしょう」

「いや、犯人は君だな」

「何ですって」

「君が改行したんだ」

「フッ、流石先生ですね あ ちょっと スペー ス入れ ないで くださ い!」

(@anxchez 探偵スペースキーとその助手エンターキーの物語が読みたい

だれかかいて)



@gekka_kotyou

車窓を開放すると冷たい風が頬を撫でた。これは潮の香りか。辺りはまだ暗闇に沈み、打ち寄せる波音が柔らかく聞こえる。道路脇に車を寄せ降りてみた。なんだか懐かしい。海の近くに住んだことなどないのに。母なる海。もう逃げるのはよそう。さぁ、夜明けがやってくる。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@Rgeranium_

なんということだろう。大変なことをしてしまった。そんな思いが僕の頭を支配する。次いで、どうしようだった。僕は果たしてどうすべきだろう。ほわ、と声を上げる小さな生き物。馬鹿野郎、こんな生き物を置いて。...分かったよ。贖罪なんだね、僕がこの子を守ることが。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@kurekoko07

春の嵐。夏の優雨。秋の夕闇。冬の陽射し。そんな四季折々の煌めきが一瞬の間に駆け巡る。目の前の出来事など其方退けで私の感覚を支配する。ああ。眼球が潤んでいる。言い様のない絶望が幸福を連れてやってきた。いやだ。気付いてしまう。恋。そう、これは正しく恋なのだ。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@sinkai_000

手を伸ばそう。届くかもしれないじゃないか。楽観的なのは嫌いではない。が、私の楽観主義もここまでのようだ。水を吸って重たい服が私の希望を沈めていく。酸素が足りない。頭も上手く回らない。思えば君に優しくしたことがなかったかもしれない。もしも生まれ変われたら、

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@book_3104

あの日のような情熱はまだこの身の内に宿ることがあるだろうか。もう私も若くはない。あれほどの燃えるような想いを抱くことがあれば、今度は燃え尽きてしまうのではないだろうか。私は怯えている。もう火傷などしたくはないと逃げている。それでいいのか。それでもいいのだ。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)



@Kurona_zzZ

息を整えろ。腕の痺れを忘れろ。脚の震えを止めて、早くこの場所を離れよう。心臓が痛い。肺が破裂しそう。手のべとついた穢れを洗い流したい。足元のあいつは動かない。当たり前か。...頭が割れそうだ。もうすぐ雨が降るらしい。

それにしても私は何をしてたんだっけ。

(#ふぁぼした人をイメージして小説の書き出し一文)

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