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131〜140

#twnovel 「こちら廃人回収車です。ご不要になった、アル中の父親、DVの母親、虐める兄、目障りな姉、邪な弟、生意気な妹、その他何でも回収致します。未来のないあなた、可哀想な過去の自分も高価買取り致します。このご機会にどうぞお声掛けください」

きっと私は幾らにもなりはしない。



#twnovel 大丈夫だと言い聞かせてあなたの背中を見送った。これからの私達。一体どうなるんだろう。あなたの未来に私の居場所は残されているのだろうか。遠くなるのは飛行機雲。行かないでと縋ったら何かが変わった?それとも待てる女の方がいい?

大丈夫。大丈夫。呪文のように唱え続けた。



(#別れ終わり最後最期バイバイさよならを使わずに別れを表現する)

私の心に触れたのがあなたで良かった。



#twnovel あなたになりたかった。何故私はあなたではないのだろう。そのしなやかな指先や艶めいた美しい髪、潤った唇、涼やかな眼差しが私の胸をいつだって抉っていくのです。ああ。あなたになりたかった。何故私はあなたではないのでしょう。私は私であることを呪います、この一生を賭けて。

(@odai_bot00 私は私であることを呪います)



#twnovel 欲しい欲しいと私の喉から零れた嗚咽が血の臭いを纏って霧散する。

ぽたりぽたりと流れる赤が止まらない。痛むのは傷口ではなく何処かで失くした記憶の破片が刺さったままだから。満たされない満たされたい、満たされてはいけない。これは罰。器は欠落したままあなたを求めている。

(@feel_odaibot 満たされない満たされたい、満たされてはいけない)



#twnovel 「綺麗なものは、脆く儚いものなのだよ、君」先生の言葉は僕の心の中心のそのまた奥の方へずしんと沈んでいった。僕から見ればそれは、先生のこと、そのものの様に感じます。先生はふふふと笑った。ほら、言った側から今にも崩れそう。当たり前か。先生は僕にしか見えないんだから。

(@odai_mzekaki 綺麗なものは 脆く儚い)



#twnovel 「もうこれ以上は無理よ」あなたは静かにそう告げた。喫茶店、人の囁き声が心地よい。更に密かに流れる音楽。疎い私はこの素晴らしいBGMがジャズなのかクラシックなのかも分からないけれど。「ねぇ聞いてる?」おっとそうだ、何の話をしていたっけ。あなたは怒っても美しいなぁ。


@SnapDragons_18 私は手元の珈琲を持て余していた。詰まらない話。でもあなたの話なら何でも好きなのだ。「ねぇ、これをみて」あなたは携帯電話を取り出すと私の名前を片っ端から削除する。動けない。「これで分かったでしょ」ミルクティーには涙を落として、あなたは震えていた。

(@OdaibOt ミルクティーには涙を落として、)



> 味噌汁 https://t.co/1K8Xtm4LaD #odaibako

#twnovel 君の味噌汁は濃すぎるんだ。それが別れの言葉だった。どんなに練習したか分からない。それでも彼好みの味にはならなかった。私は今日も味噌汁を作る。具材を変え、分量を変え、彼の言う『丁度良い味噌汁』を目指して。きっとこれはささやかな復讐。完成する頃には忘れてみせるから。



#きっかけの創作

あなたの右手が欲しかった。左手ではなく右手が欲しかった。だって長年頼りにしていた右手にならあなたの歴史が詰まっているはずだし、慣れない左手で何も出来なくなる可哀想なあなたはもっともっと愛おしくなるでしょう。あなたの右手が欲しかった。あなたの右手だけが欲しかった。

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