表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/65

121〜130

「助けなんて要らないよ」

覆面に隠したのは心の奥底。見せるもんか見せるもんか。とっておきの宝物だ。

それでも時々悲鳴が出そう。弱ることだってあるでしょう?だって女の子だもん。泣いてもいいじゃない。

見せない涙に価値はない。分かっているさ。言葉にならない声で言おう。


「たすけて」

(深海さん(@sinkai_001)のイラストからss)



#twnovel ある所に塔の天辺で花と共に暮らしている天使がおりました。誰にも邪魔をされない優雅な暮らし。時折下界を覗いてはちょちょいとつついて掬って遊ぶ。何も知らない人々は天変地異だと泣き叫ぶ。仕上げに花を撒いて飾れば新世界の出来上がり。

あれ?この世界は何番目かしら?

(@odai_mzekaki 塔の天辺で花と共に暮らしている天使)



#twnovel あなたは私を子供扱いする。「これ、お土産」差し出されたのはふわふわの生クリームに包まれ沢山の果物で着飾った可愛らしいケーキ。有難うと受け取るけれど、私は本当はティラミスの方が好きなのだ。あのビターな甘さの虜なのだ。でも秘密。全てを明かすなんて詰まらないでしょう?



#twnovel 「大丈夫」その裏側に隠したのは救いを求める声。どうして隠すの、出ておいで。だってこんなの必要ない。ただの醜い叫び声。それだって君の一部だろう。問題ないさ曝け出せよ。ああもう馬鹿馬鹿出来る訳がない。この領域は立入禁止。あなたにだって明かさない。黙秘権を行使します。



#twnovel 車窓に映る死人の顔が真実の姿。どいつもこいつも疲れきり、小さな画面とにらめっこ。揺れる吊革静かに誘う首吊りダンス。艶かしい広告にはヘドロを投げてスピードに身を任せた逃避行。不特定多数の皆々様、お気を付けなすって。片道切符で出鱈目ステップ。この行き先は不明です。



#twnovel さようならのベルが鳴る。もうこれでお別れだ。本当の本当にお別れなんだ。君の声を聞くことも、姿を見ることもない。さようなら、さようなら。二度と開くことのない瞳はきっともう濁ってしまった。...嗚呼、好きだったなぁ、大好きだった。この呟きすら煙と共に消え去るだけ。

(@OdaibOt 嗚呼、好きだったなぁ、大好きだった)



#twnovel きっかけはたった一つを許されたこと。それは解き放たれてしまったのだ。愛されたいと願う心も、大切にしたかったはずの誰かも、抱え続けたいつかの夢も、歩んだ過去も歩んでく未来も、もう何も残されてはいない。許しは罰だ。許されてはいけなかった。自由の身に降り注ぐ死の結末。

(@odai_bot00 きっかけはたった一つを許されたこと)



> はくはくと息を吐く https://t.co/zsmOtnBGvx #odaibako

#twnovel 真白にはくはくと息を吐く。「見てよ、蒸気機関車」「上向いて口開けてると食べちゃうよ、雪」「あ、それいいね、食べてみようかな」「辞めときなよ、都会の雪は汚いって」何処の情報だよと笑う君は口をパクつかせる。ビルに囲まれた狭い空。何の味もしないなぁ、と君はまた笑った。



#twnovel 聖母マリアになれぬなら口を慎め愚か者。ナイチンゲールの慈悲を持たぬなら手を差し伸べるな木偶の坊。お前は何処までいってもはぐれ者の蝙蝠でしかない。獣にもなれず鳥にもなれない。憧れるな。弁えろ。自惚れるな。お前の足は何処にも属さず宙ぶらりん。泣く権利すらないのだ。



> 好きになる権利もないんです https://t.co/41GN9r7Z2u #odaibako

#twnovel 私のこの両の手はただひたすらに穢れていて、この二つの眼もただの空洞、開いた口から漏れるのは嗚咽でしかありません。だから私のような人間未満の怪物があなたを好きになる権利もないんです。分かってください、分かってください。あなたを切り裂く未来など見たくもないのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ