プロローグ7
すいません終わりませんでした。
俺ら沢山戦った。香澄が死んだ時から強くなり、誰も仲間を失わないようにしてきた。
けど一億人もいる中で俺たちが生き残るのはとても難しかった。そのためには沢山の犠牲が必要だった。
最初は元気が死んだ。以外にあっけなかった。敵を追い詰めて元気がとどめを刺そうとしたときに、敵の最後の抵抗で振り回した剣に切られて死んだ。
元気の死体を見たとき、香澄の死体を見た時と同様に心に入っていたヒビが大きなって行く気がした。そして俺たちは元気の死体も食べた。その時も香澄の時と同じく黒い何かがドクンと鼓動の様に響いた。
次に死んだのは麻優美だ。その時は俺たちみたいにグループで生き抜いてきた奴らで、俺たちを待ち伏せしていた。その時の敵の狙撃で頭を射抜かれて死んだ。
麻優美の時も同様に死体を見たとき、心のヒビが広がっていく気がした。そして麻優美の死体を食べたときにまた黒い何かが鼓動をした。
麻優美の次は俊一と正輝だった。大剣が武器の正輝は二丁銃を持つ俊一と相性がよく前衛後衛で、よく戦っていた。その時の敵は勝てたのがまぐれだと思えるほどに強かった。呪いの力も俺たちより大きく、俺たちよりも扱いにたけていた。武器も自分の手足の様に双剣を操り俺たちを圧倒していた。正輝の大剣が躱され隙をつかれて切られそうになったとき、俊一がかばって死んだ。そしてそれを見て呆然とした正輝も切られて死んでしまった。その時、俺は敵が正輝を切っている最中に後ろに回り込み刀で切った。
やはり俊一と正輝の死体を見た時も心のヒビが広がっていく感じがした。そして死体を食べる時も苦労何かが鼓動した。
次は彩だった。彩は武器がスナイパーライフルだから俺たちから離れて狙撃している事が多い。その時に彩は狙われた。俺らが異変を察知して駆けつけたときには彩はバラバラの死体になっていた。幸い殺した奴は彩をバラバラにするのに夢中で時間がかかっていたらしく、いまだにその場にいた。だから問答無用で切り殺した。
その次は勇大と千亜だ。勇大と千亜も俊一と正輝と同じように前衛後衛に分かれて戦っていた。その時の敵は複数人で勇大と千亜で四人と戦っていた。敵が後ろをついて千亜を殺し、背中を守ってくれる人がいなくなった勇大がなぶり殺しにされた。
友寛の時は俺たちの拠点に敵が攻めてきてその時にやられた。
残ったのが俺と妹の美和だけになった。彩も勇大も千亜も友寛も死に俺の心のヒビはもうどうしようもないほどに広がっていた。美和が死ねば俺はもう壊れてしまうほどだった。そして黒い何かの鼓動は大きくなっていきやがて何かが生まれてくると予想できるものになっていた。