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プロローグ5

俺たちは暗い世界で原初の悪魔が行った蠱毒の実験び一年生き残った。


そして俺たちは実験が終わるまでみんなと一緒だとずっと思っていた。けど、一年が過ぎてすぐに事態は急変した。


いつも通りほっそりとした戦闘経験の少ない人を狙っていた時だった。森の木々の陰に隠れていた俺たちは獲物が来るのをじっと待っていた。彩と千亜の話ではここを通る人いるらしいのだ。しかし、いつまでたっても獲物はここを通らない。だから一度みんなを集めて話し合おうとしたその時だった。


「やめて、殺さないでーーーー!」


香澄の悲鳴が響いた。


急いで悲鳴のあった香澄の元まで行くと、刀を持った男と俊一と友寛が戦っているところだった。そして刀を持った男の足元には香澄の死体が転がっていた。


頭が真っ白になるというより怒りで頭が真っ黒に染まった。気が付いたら他のみんなも一緒に戦っていて、刀を持った男に元気がとどめを刺すところだった。


元気が男にとどめを刺すと俺たちは糸が切れたように泣いた。


香澄が死んだのだ。その事実が俺たちの目の前にあった。香澄の死体は一撃で刀に切られたようで上半身と下半身が分かれていた。


香澄の死体を見たときに心にひびが入った気がした。


俺たちは香澄と男と男が持っていた刀を持って拠点に戻った。


拠点で俺たちは男の死体を食べた。そして香澄の死体をどうするかという話だった。もちろん気持ち敵には埋葬してやりたい。だがここ最近食料が取れにくくなっていることを考えると香澄の死体でも食べる必要があった。


女子たちと友寛は香澄の死体を食べることに反対だったが、俺、俊一、勇大、正輝、元気は香澄の死体を食べるべきだといった。


その時


『君たちは闇に目覚めた。』


あの声とは違った声だがあの声と同様に恐怖を感じる声だった。


『我は貴様たちにこの実験を説明した奴同じ原初の悪魔の一人だ。我はこの実験で呪いの力を覚醒させた者たちに力の説明をする役割をもっといる。貴様らは仲間の一人が死んだこと引き金になり人を殺し、食べたことによって蓄積された呪い貴様らと共鳴し呪いの力を使えるようになった。呪いの力はこの実験を生き抜くのに必要な力だ。呪いの力を強くする方法は主に二つ、一つは今まで貴様らがやってきたように人を殺し食べることだ。食べなくてもいいが食べたら死体に宿った呪いも手にすることができる。二つ目は己の中にある憎しみ、恨みなどの負の感情を増大させることだ。貴様らの仲間を殺した男も呪いの力を使えた者だ。だが、貴様らが子供だということに油断して死んでしまったようだな。さて、呪いの力を使えるようになった者たちには私たち原初の悪魔から何かしらの武器が与えられることになっている。一日の猶予をやる考えておけ。』


そう言って奴の声は聞こえなくなった。

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