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ブルーボーダーAS  夕焼け色のサンタクロース  作者: 黒舌チャウ


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第14話  置いてけぼり仲間

 本当に馬鹿みたいだ……。


 いつか隊長やロンダさんみたいにかっこいいパイロットになって、連合のやつらをやっつけるんだと思ってた。


 「フリッパー小隊のエース」なんて呼ばれて、異星人(ドロッパー)の中でも有名になって、連合のやつらにも怖がられて。

 そうやって、フリッパー小隊のみんなに「あの時、助けてよかった」って思ってもらえるパイロットになりたかった。


 おとぎ話で読んだ騎士みたいに、リーナさんのことも守ってあげられるかっこいい…………本当に馬鹿みたいだ。




「……痛い」



 起き上がると、蹴られて転んだ時に打った脇腹が痛んだ。


 地面を撫でた手が、埋まった石に触る。

 こいつにぶつけちゃったんだ。




 ネイト――

 俺のこと、ずっとあんな風に思ってたなんて。


 そりゃ……俺も、ネイトのこと苦手だったけど…………だけど……。



 何もできなかった。


 悔しかったのに。

 

 頭が真っ白になって、転んだまま泣いてるだけで。


 こんな弱虫だから、置いていかれたのかな……。



 ……やっぱり、「敵」だから……?



「何で……。何で、助けたりなんかしたんだよ……」



 こんなことするなら。

 こんな気持ちになるなら。

 あのまま死なせてくれればよかったんだ。


 そもそも、村から逃げなきゃよかった。

 あのまま、パパとママと……。

 そうすれば……。



「……なんだよ……みんなのバカ…………うっ…ぅぅぅっ……」



 こんな弱虫だから。

 こんな泣き虫だから。



「………………」



 気がつくと銃を握っていた。


 俺の手でもしっかり握れる、小さい銃。



 だけど――不思議と自分に向ける気にはなれなかった。


 この銃で撃ったら。この銃で死んだら。なんだか負けな気がして。



「こんなもの……ッ!」



 投げ捨てようとしたのに、腕は上げたまま動かない。


 

「……何で…………何で……っ!」



 ピートさんだって、俺のこと……!

 ……なのに。



「もう、やだ……。何でだよ……」



 何で泣いてるんだ。


 全部うそで。

 みんなで俺をだましてて。

 俺のこと「いらない」って。



 俺はみんなの敵。

 連合のやつらと同じ、地球人()




「……これから……どうしよう……」



 座り込んだままつぶやいてみても、誰も答えてくれない。


 誰もいない。


 脚だけ出して枝に埋もれたネイトの【ロックホッパー】だけが、俺と同じ姿勢で、じっと座ってる。

 改めて見ると、やっぱり変。


 

「ひとりで、どうしたらいいの……?」



 もう……どこにも居場所なんてないんだ。


 変な格好の【ロックホッパー】は、やっぱり何も言ってくれなかった。

 

 







うーむ、なかなかお話が進みません(´・∞・`;)ようやくここまで来たか、という感じ…


でもでも、後半戦ですよぅ \(´・∞・` )

いましばらくお付き合い頂けたら、チャウ感激(´・∞・`*)



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