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【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました  作者: 鳥山正人
1章 アテナ復活

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10話 1日目終了

クロロ豚銅を無事?に採取出来て、ボクはすぐにマイハウスに移動。マイハウスに入ればリフレッシュという機能があり、汚れた身体、武器や鎧は綺麗になる。いくら汚れた身体が綺麗になるといっても気分的にはシャワーを浴びて身体を綺麗にしたい。


その前にひどい臭いのするクロロ豚のウンコは地下倉庫の奥深くに臭いが漏れないようにして封印しておこう。


「これでひとまず大丈夫だよね。せっかく高い金出した買ったマイハウスが臭くなるっていう事はさすがにないよね」


ボクは地下倉庫から戻り、シャワーを浴びる。


「フー、極楽極楽」


シャワーを浴びて、滅入っていた気分も洗い流して作業開始。まずはアイナさんの武器作りから。


1000万リンのマイハウスには鍛冶や錬金が出来る生産設備は一式付属で付いてくるのでそれを使用。


「よし、作業をする前にまずは工程確認からだ」


これから作るのはクロロ豚真珠とブループラチナを使った杖。


ブループラチナメタルの切削加工は終わっていて、85%の高品質。


クロロ豚真珠は組み合わせるだけ。99%の最高品質。


始めにブループラチナを杖の型に合わせて成形して、それにクロロ豚真珠を組み合わせる。これで完成。


90%以上で最高品質だけど、簡単な作業だからプラス補正はあまり期待出来ない。


「工程確認はオッケーだ」

「一点集中スキル・オン」

「成形作業・開始」


鍛冶場にある杖の型を作業台に持ってきて、ブループラチナをセットする。魔力操作で変形させて型の形に合わせる。


「まずは第1工程終了だ」


杖の形になったブループラチナとクロロ豚真珠を組み合わせる。杖の先端部分にクロロ豚真珠がハマるように変形させて組み合わせる。


「成形作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」

「品質はどうだ」


不死の青白金の杖、90%の最高品質。


「よし、なんとか最高品質になったぞ。クロロ豚真珠の品質が99%あったからブループラチナの85%をカバー出来たんだな」


これでアイナさんもすごく喜んでくれるだろう。そして……って妄想してないで、次の作業に取り掛かるぞ。


「作業をする前にまずは工程確認」


これから作るのは深海エリアに行くための潜水スーツ。


この潜水スーツを作るのにクロロ豚銅を30個使用する。クロロ豚銅は鉱石と違うので鋳造作業は不要。


クロロ豚銅を全身鎧の型に合わせて成形して、完成。


「工程確認はオッケーだ」

「一点集中スキル・オン」

「成形作業・開始」


鍛冶場にある全身鎧の型を作業台に持ってきて、クロロ豚銅を30個セットする。魔力操作で変形させて型の形に合わせる。


「成形作業・終了」

「一点集中スキル・オフ」


クロロ豚銅の潜水スーツ。深海エリアに潜る事が出来る。


出来上がった潜水スーツは鮮やかに輝くブロンズ色。決してウンコ色と言ってはいけない。


「よし、これで準備出来たぞ。アイナさんにメッセージを送るとするか」


ボクはスマホを取り出して、メッセージ送信。


『いい武器が出来ました。渡したいのですが、これから会う事は出来ますか?』


…………


「しまった……もう深夜になってるじゃん。この時間じゃあさすがに返事なんてこないよね。今日はもう休むとするか」


「ゲーム終了・スペードのクイーン」


一瞬の暗転。見えてきた景色はカプセルの中の景色。


専用カプセルは身体に栄養ゼリーを流すための管がついている。ボクはそれを取り外し、カプセルの外に出る。


ボクが今住んでいるところはこのゲームが出来る専用カプセルがあるホテル。文字通りのカプセルホテル。


フルダイブ型のゲームだから、ずっとゲームをやるのならゲームの中で寝てしまえばいい。現実世界に戻ってきた理由。それはボクが栄養ゼリーと相性が悪くてお腹を壊してしまうから。


高級なカプセルだと排泄機能付きのモノもあるが、ボクがいるホテルは安いホテルなのでそういうのはない。ゲーム中尿意感じた時は知らない振りをしながらおしっこを垂れ流す。だからゲームをやる前にオシメを履いてゲームをしている。


と言っても多くの人はトイレに行きたい時はマイハウスに移動してゲームを終了し、現実世界に戻ってトイレに行く。


ボクみたいなオシメスタイルの場合、小の方はこれでもいいが大の方はそうもいかない。ボクの泊まっているホテルには共同のトイレとシャワー室しかない。もし漏らしてウンコをつけたままシャワーを浴びたらすぐにバレる。


今日は南の王国で食事をしているのでボクの身体に栄養ゼリーが入っている。この栄養ゼリーはダイエット効果も謳われているゼリー。だからこのゲームは女性プレイヤーも多くいる。


ゲームの中で美味しいモノをたくさん食べてもダイエット出来る。この言葉に多くの女性が食らいついた。


だけどボクはこの栄養ゼリーが身体に合わない。深夜という時間だけどお腹が減ったから、これからコンビニに行ってご飯買ってきて、寝る時はゲームの中で眠る。


1000万リンのマイハウスのベッドは超フカフカのベッド。現実世界での専用カプセルの中で寝る事はない。


「今日はバタバタと忙しい一日だったな」


チュートリアルを2回やったら、敵がノンアクティブになる熟練生産者の指輪をゲット。その流れに乗って、ブループラチナメタルをゲットして、ブルーアイズホワイトタイガーの目もゲットした。そして南の王国で青の石版の知識をゲットすると共に初めてのフレンドも出来た。


今まではボッチで空気のような存在だったボクが流れに乗ってトントン拍子で順調に来ている。この流れに乗ってこのままボクは1番になりたい。そして今までのボクを変えるんだ。


「明日からも頑張るぞ」

「ゲーム起動・スペードのクイーン」


一瞬の暗転。見えてきた景色はマイハウスの景色。ボクは超フカフカのベッドに横になり眠りについた。










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