⑫岡田あーみん先生の【お父さんは心配症】
脳が疲れてる人にオススメ…そんなマンガある?
はい、お父さんは心配症です。
全6巻です。
父子家庭の父親が主人公です。
1980年代の少女マンガです。
ギャグです。
作中には、
【ちびまる子ちゃん】との合作マンガもあります。
所謂『変態ギャグ』と呼ばれるマンガの中でも、
原点にして頂点です。
たまにやっちゃイカンところにまで踏み込みます。
このマンガの凄いところは、
『主人公が絶対に死なない』
というところではないでしょうか。
普通、いくらマンガでも
脳や心臓をやられたらアウトですが
この主人公は、脳でもセーフです。
力強くもない、頼りがいもない、
万年平社員の、ダメなお父さん。
『でも、絶対に死なない』。
このマンガの主人公の不死性。それは、
『父しか頼れる者がいない一人娘よりも、
絶対に先には死なない』という、
主人公なりの『誓い』なのかもしれません。
また、コマの中で所狭しと暴れまわる
たくさんのキャラクター達が織りなすギャグや
テンポのいい物語展開は、
もはや永遠の金字塔と言えるでしょう。
1980年代のマンガですが、
このマンガのキャラクター達の
『大切な人を守ろうとする時のバイタリティ』は、
現代の大人達にとっても、
世の中の理不尽と戦う上で
共通するテーマなのではないでしょうか。
マシンガンのように繰り出されるギャグ。
でも、ほのかな文学の香り。
理不尽。
随所にあらわれる作者の哲学。
♬大人達は夢見ることを忘れた 悲しい人種〜
フラルラル♬
と歌っている若者に対する
主人公からの反論。
このマンガは、いつの時代も
世の中の大人達にとって
『心の叫びの代弁者』
なのかもしれません。
面白いギャグ。
それだけではなく、
脳が疲れた現代の大人の方にも、
大人を理解したい若者の方にも、
両方に読んでいただきたい名作です。




