~吐きため~オキナグサの花が美しいなんてきっと嘘。
二作目の吐きためです。
この作品は二人の女性が出てきます。
会話のようになっているのですが気付いてもらえるか心配です。
それでは楽しんでください。
どんなに苦しくても我慢ができた。
あなたが仕事で忙しいと思って電話を誘うのだって控えたわ。
あなたが重い女が嫌いだと思って嫉妬をしないふりをしたわ。
あなたが嫌だと思うことはしなかった。
そうあなたが思うことよ。
私が直接あなたに聞いたわけじゃないの。全部私が思うことだわ。
弱虫な私。
彼氏なのに聞く勇気がなかった。
「そんなの好きじゃない」と誰かが言ったの。
私は笑顔を張り付けて「そうね」と言ったわ。
でも、本心は私たちの関係に首を突っ込むな他人風情がと思ったわ。
馬鹿じゃないかしらそんなの。あなたはいつまでも本当のことを言えずに終わっていくの?
その口はただのお飾りかしら?
そうね。
またその顔なのね。もう鬱陶しいのよ。
私が一番近くにいても私を見てくれない。どれだけ苦しいか知らないでしょ?
ごめんなさい。
でも、私にはなにもできないの。
あなたを愛すこともあなたを汚すことも。
そこまではっきり言われなくてもわかってるのよ。
私だってあなたを変えることができないもの。
私ばっかりに執着したってなにも得ることなんてないわ。
それを決めるのはあなたじゃないのよ。
でも、心の中ではわかってるはずよ。
あなたは…
それ以上言わないで!
どれだけ私の心を乱すのよ。
そうね。
それじゃ私はそろそろ行かないといけないわ。
またそうやって私を置いていくのね。
自分勝手なのよ。
……。
もう逝ったのね。
また、呪われ続けるじゃない。
涙を止められるのあなただけだって言うのに。
読んでいただきありがとうございました。
やはり少しわかりにくかったと思います。
まだまだ未熟です。
次はわかりやすいように書くように努めます。