ゴブリン
久しぶりの更新です
よろしくお願いします
前回のあらすじ
ゴブリンに遭遇した
擬人化魔法を発動!
緑髪の美少女が現れた←今ここ
どうもナンジョウです、森で裸の美少女とエンカウントしました、ボーナスステージでしょうか?いや、犯罪です。
ゴブリンを擬人化させたら現れたのは緑の髪の美少女、言わずもがな裸である
「ご主人見ちゃダメ!」
ローラが俺とは女の子よ間に立って手を開けて俺の視界を遮ってくる
ーー危ない。あまりの光景に思考がぶっ飛んでた...
「あ、あぁ悪い。とりあえずこれを着させていてくれ」
俺は手で目を多いながら、カバンから俺の着替えを出す
何が起こってるかわからないがローラが俺から洋服をひったくっていったので多分着せているのだろう
「終わった」
ローラの平坦な声が聞こえてきたので俺は恐る恐る視界をあけていく
目の前にはローラと俺のシャツとズボンを着た緑髪の美少女、少しダボダボだが逆にそれが可愛らしい
「えっと...それで君は......?」
俺はとりあえず女の子に話しかける
「す、す、す、...すいません...!!」
えぇ?何、いきなり謝られたし、泣いてない?
「泣かせた、さいてー。」
ローラが俺をジト目で睨んで避難してくる
え、まって俺なんかしたのか?
「えっと...あの、どうして謝ってるんだ?」
「すいません!こんな...こんな醜い私に...」
「いや、醜いって......」
この子が醜かったら世の中の9割の人間がブスになるだろうよ......いや、待てよ...この子は元ゴブリンだ
俺はゴブリンの顔を思い出す
ーうん、確かに醜いな
「なぁ、それは君がゴブリンだからか?」
「は、はぃ......すいません、こんな醜いゴブリンの私に...私に...」
また女の子が泣き出す
「ご主人。」
ローラがムスッとした顔で俺に「早くなんとかしろ」と表情で伝えてくる
どうしたものかね......
「とりあえず、顔を上げて。ほれ涙をふいてくれ」
「あっ......!」
俺は顔を上げた彼女の涙をぬぐってあげる
よく見ると額に小さな角がある
「落ち着いてくれ、君は十分に可愛いから。ローラもそう思うだろ?」
「うん、可愛い」
俺がローラに促すと、ローラも俺の意図を理解してすぐに頷く
「私が...可愛い......お世辞でも嬉しいです...」
女の子が儚げに笑う
うん、どうなら落ち着いたみたいだな
「さて、どうしたものか......」
女の子にとりあえず落ち着いてもらって俺は次の行動を考える
「ご主人、名前」
「名前か......」
ローラにそう言われて俺は彼女の方を向く
「あ、あの......!わ、私の名前はご、ご主人様につけて、いた......いただけると...!」
目の前の女の子がしどろもどろになりながら俺に言ってくる
この子は元から気の弱い子なんだろうな
ていうか、さりげなくご主人様って呼ばれてるな
まぁローラに呼ばれてもうなれてきたんだけど
「うーん...じゃあ「リゼッタ」はどうだ?」
「は、はい...!わ、私は「リゼッタ」です...!こ、これからよ、よろしくお願いします!」
「あぁよろしく頼むよ」
すこし無理して元気に答えるリゼッタに苦笑しながら俺も挨拶をする
俺の横でローラはGJポーズをとっている
そうして俺達の仲間にゴブリンが加わった
お読みいただきありがとうございます