お金の稼ぎ方
よろしくお願いします
ナンジョウです。生まれて初めて馬車に乗りました、馬車ってかなり揺れるんですね
思い知って後悔してます...
「うぇっぷ......吐きそうだ...」
「ご主人大丈夫?」
ローラが俺を心配して俺の背中をさすってくれる
俺は馬車の中で本を読んでいたら酔ってしまった
馬車の揺れが予想以上にひどかったのだ
そんな中で本を読んだら酔うに決まっている
「ローラありがとう、もう大丈夫だ」
「よかった」
俺はローラにお礼をいうとローラは再び座る
「何を読んでたの?」
「あぁこの本をでね、お金を稼ぐ方法を調べてたんだ」
俺がそういって「アスカンダル大全書」をローラに見せる
「かして」
「この本をか?字読めるのか?」
ローラがこくりと頷いたので俺にローラに大全書を渡す
ローラが大全書を受け取ってページをペラペラめくり始める
俺はまだ気持ち悪かったのでどうやってお金を稼ごうかと考え事をしながら横になっていた
しばらくそんな時間が続くと
「ご主人、これ見て」
ローラが俺にとあるページを見せてくる
「なになに、狩人?」
そこにはモンスターを狩ることを生業とする狩人について書かれていた
「ここ読んで」
ローラが呼び指した所を目でおうと
「狩人はモンスターの素材を売って生計をたてている......まさか...?」
「うん、これでお金を稼ぐ」
ローラがドヤ顔を俺に向けて言ってくる
うーん...モンスターか...正直俺ただのパンピーだからモンスターとなんか戦ったら1発KOどころか人生のKOなんだが...
俺の目の前には褒めて褒めてと言わんばかりの顔をするローラがいる
俺は無言でローラの頭を撫でる
「これは...」
これは断れない...
「ご主人どう?」
「あ、あぁ...そうだな...それでお金を稼ごうか...」
あぁ断れないのが辛い...
目の前でローラが嬉しそうにコロコロ笑ってるし
その後もローラは酔うことなく本を読み続けていた
そしてしばらくたつと
「おう!二人ともルベックについたぞ!」
どうやらルベックについたみたいだ
「二人とも、入領税は持ってるか」
「はい、お金は持ってます」
そういって俺は魔法カバンから財布を出す
この世界の通貨単価はケロン(通称K)
1K=1円という俺にはありがたい通貨設定であった
さらに日本円同様1000K以降からはお札となる
「税は1人1000Kだか足りるか?」
「はい、大丈夫です」
俺の財布の中には3万Kあったからまだ余裕があるだろう
その後俺たちも税を払い、街に入った
俺たちの冒険の第一の街「ルベック」に
お読みいただきありがとうございます!
「ようこそ、理想郷へ」の方が主流なんでこっちの掲載はかなり不定期になっちゃいますね...
申し訳ないです!