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ざっくりとコメディ系統

①勇者、魔王城に立つ。

お休みなさい。


変上(かわうえ) 狂未(きょうま)です。


今晩は、あっさりした典型的な物語をどうぞ。

「ここが魔王城…この中に魔王が。」


俺は勇者。

今から魔王を討伐しに行く者である。

まずはこのでかい扉を力を入れて開く。

ギィーっと嫌な音がした。

可能ならばあまり多くの魔物とは戦わず体力を温存した状態で魔王と戦いたい。

そんな事を思いつつ扉にできた隙間から中を覗き込む。


中には此方を除く目が見える…


「わぁぁぁぁあああ!!!!」


思わず声を上げてしまった。


「『わぁぁぁぁあああ』とは何ですか?もしかして貴方の御名前ですか?すみません。私、外国の文化に関しては詳しくないので…」


「名前な訳ないだろうが!俺は勇者アルファ。魔王を討伐しに来た。」


魔王城から出てきたのならばこの目の主も魔物だろう。剣を抜き敵に向ける。


「剣なんて危ない物を向けないでください。私はただの召使(めしつか)いで御座います。勇者様を魔王様の処へ案内するよう言われて参りました。」


「何をふざけた事を。魔王の処と言って付いて来させ罠に掛ける気だな?そんな手には乗らんぞ。」


言い終わると扉ギィーっと音を立てて開いた。声の主の姿が露わになる。


「私もそう言われるとは申したのですが私の主人は我儘で御座いましてね。人を待ちたくないのです。さぁ私に付いて来てください。案内しましょう。」


声の主はタキシードを来た紳士の姿をして猫耳を生やし尻尾もある…


半猫半人(ワーキャット)であった。


だがその前に俺の中に入った情報は…


「かわいい…」


小さくてつぶらな瞳で此方を見つめる小動物の様な可愛らしいナニカが俺の前に存在しているという事だった。


「私は人間に興味はありませんよ。そして私は男の子です。」


「…」


思考が止まった。いや俺の中の時が止まった。その瞬間、俺は呼吸をするのも心臓すらも動かすのを忘れて立ち尽くした。


「追加情報ですが私はホモでもありません。残念でした。さぁ魔王様の処へ御案内いたします。さーさー。入って入って。」


俺は先程の罠がどうとかなんとか、そんな事はこの出来事ですっかり忘れてしまい促されるままに召使いに付いて行った。


ミ☆ ミ☆ ミ☆


此方(こちら)が魔王の間です。魔王様!勇者様をお連れに参りましたよ!さぁどうぞ入ってください。」


俺が扉を開いて見えたのは想像していた魔王とは似ても似つかぬ女の魔王だった。

黒髪ロングに純白の肌…美しいドレスを着ている。

人間だったらこの時点で告白しているかもしれない。


しかしそいつを亜人と思わせる紅い瞳は、タイプじゃない…


何を解説しているんだ!俺は!


「ほう。お前が今週の勇者か。」


人を週一アニメ番組の様にいいやがる。


「俺は勇者アルファ!貴様を殺しに来た!魔王覚悟!!」


俺は一応考えていおいた台詞を言って

魔王に斬りかかった。

しかし


「最近の勇者は物騒だな。」


後ろから声が聞こえた。


「そんな!」


馬鹿な!俺は王国一の腕を持つ凄腕の…


「勇者も落ちたもんだな。この程度とは…」


魔王は指先から怪しい紫の光を放つと…


ミ☆ ミ☆ ミ☆


「勇者!勇者よ!いい加減、起きるのじゃ!!」


「ハ!」


「どうしたというのじゃ?!魔王討伐に行ったと思えば一週間後に国の近くでパンツ一丁の姿を町娘たちに発見されるとは…」


「ここは?」


それとさっき言ってた町娘どうこうは本当なの?本当だったらもう外歩けないんだけど…


「森の国じゃよ…わしはその国王。援助してやったのに忘れたのか?」


そうか。俺は魔王に意識を奪われて


「国王様!私は魔王城で魔王と戦って参りました。」


「阿呆な事を言うな。魔王に会って殺されずに帰ってきた?魔王はまだピンピンしているらしいし勝ちはしなかったのだろう?勇者よ?」


確かに何故、魔王は俺を殺さなかったのだろうか。俺は再び奴を倒す為に現れるだろう…

「私は魔王を討伐出来ませんでした。悔しいですが格が違いすぎます。一瞬で後ろに回り込まれてしまう程にです。」


「何を申しておる?勇者、貴様は我が軍、最強の兵士。負けて帰ってくる訳がなかろう。援助金を取るだけ取って遊んで暮らしていたに違いない!えぇい!国外追放じゃぁぁぁあああ!」


国王がとんでもない事を言い出すと

ずっと黙って見ていた側近が口を開いた。


「国王。他の国も国の最強の者を魔王城に送っています。それでも今だ傷一つ付けられた記録がありません。そして魔王は毎度毎度、勇者を裸にして出身国近くに置き去りにして町娘に見つけさせるのです。勇者が言った事が嘘とは断定出来ません。」


中々、弁が立つ側近だ。助かった。


「ふむ。勇者よ。貴様は腕っぷしは強いが魔力に対をなす力、法力が弱い。よって法力を鍛える為、法術の国へ行くのだ。それで勝てない事はないだろう。ゆけ!勇者!」


「ハハァ!」


一応、返事はしたが恐らく俺が魔王に勝てる日は来ないだろう。

いかがでしたでしょうか?


「展開が早い」ですと? なるほど…それは自分でも思っていたところです。でも、こんな感じの方が飽きないかなと思った次第です。


これは、「まだ」シリーズ化していない作品ですので私のマイページから同じ様なタイトルの作品を読むと、痛い目に会います。気を付けてください。あれは…別の自分が書いた作品ですから。


余計な話でしたね。


この作品は私が二、三ヶ月前に書いた作品をさっき加筆修正したものです。だからどうしたって訳ではありませんが…一応伝えました。

タイトルに①とありますが気にしないでください。


誤字脱字はお知らせください。


私はもう寝ます…

みなさんも今晩に限らずいつも早く寝た方がいいですよ。健康は大切なモノです。


それでは、みなさん良い日々をお過ごしください。それと、お休みなさい。zzz


追記:もし②を書くならば、それはこの作品の指針となる作品になるので取り掛かろうとしてもかなりの時間がかかるでしょう。来るかどうか分からないとても遠い先の話です。{一応、書いてあるんです…しかしグダグダになってしまいそうな切り出しだったので、改善しなくては、と。嗚呼、ゴーストライターが欲し…ごほんごほん。12月より長い休業に入ってしまっており、次回作を待っておられる方には誠に失礼しております。すみません。m(_ _)m 休業が明けたらば、すぐに本格的に始動するつもりではあるので宜しくお願いします。(休業明けの時の自分が忘れていなければ、良いのですが…忘れていそうだったら、この作品の題名だけのメッセージを送ってください。気が向いたらで良いです。そうすれば、マナー違反の「催促」ではありませんし、自分も思い出すと思ので。)}


ハハハハ。追記がめちゃくちゃに長くなってしまいました。すみません。それでは、ここらで失礼します。

良い一日をお過ごしくださいませ。

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