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絶対絶命 リボ払い…山口百恵がいなくなった国で

作者: 徒然生成
掲載日:2025/10/09

◆◇『絶体絶命リボ払い ― 山口百恵がいなくなった国で』◇◆


――未来をリボ払いした人々へ――


---


❥第一章 リボで生きる街


東京湾岸のガラスの塔が、夕暮れに光っていた。

若者たちは笑っていた。

「大丈夫、リボがあるから」


家も車もペアローン。

二人の未来を借金でつなぎ、それを“愛のカタチ”と信じていた。


一方、年金生活の老人は足腰がガクガク。

「わしらの時代は、貯めてから買うたんじゃ」とつぶやいても、

その声はビル風にかき消された。


世界では「悪い金利上昇」が始まっていた。


借金が増え → 戦争でさらに借金 → 国が返せず増税 →

金融機関が傾き信用不安が広がる → 金利が上がる…


だがそれは“成長の証”ではなく、

「返せない人が増えている」ことのサインだった。


担保が売られ、

株が暴落し、

世界は大恐慌に突入した…

そんな世の中と今がまったく同じなのに、

多くの若者はその歴史すら知らない。


「でもSNSでは株の話ばっかり。」


誰かがつぶやく…

リアルより

タイムラインが賑やかな時代。


その夜、タワーの理事会が開かれた…


住民の誰も知らない。

自分たちの暮らしがすでに

“借金の歯車”の中にあることを――。


---


❥第二章 理事長と副理事長 ― 修繕という名の宴


「修繕費、15%安くなりました!」


理事長の声に拍手が起きた。

若者も老人も「理事長は頼れる」と笑顔。


だが実際には、25%高い見積もりが裏で通っていた。

その中には理事長への3%のキックバックが組み込まれていることを

誰も知らない。

だって数字 チェックするの面倒だからね…


副理事長(会計担当)は建設会社に囁いた。

「材料費を倍にしておけ。差額は“コンサル料”で処理だ。」


工事総額は3億6000万円。

二人は夜景を見下ろしながら乾杯した。


「株も上がってるし、世の中まだまだイケるな。」


しかしその株高は、

まやかしなのかもしれない。


第二次世界大戦の末期――

日本が敗戦に向かうほど株価が上がった。


今も同じ。

第三次世界大戦の影が近づくほど、

不思議と株が急騰する。


「株が上がってるうちは大丈夫」

そう信じた瞬間、

人は“考える力”を手放すわけ…


理事長は煙草の火をつけて笑った。

「この塔が倒れる頃、俺は別の塔にいるさ。」


外では滞納通知を握った若者が夜空を見上げていた。

「理事長が守ってるのは、

 この塔じゃなく、自分の暮らしだ。」


風が吹き、シャンパンの泡が消えた。

それが、この塔の最初のヒビだった。


---


❥第三章 黄金の亡霊 ― 借金で回る世界


『世界の債務は337兆7000億ドル(約5京円)』


ゴールドは1トロイオンス=4000ドルを突破!

銀座の田中貴金属には行列ができた。

だがショーケースには、延べ棒が一つもない。

値段はついてるのに延べ棒が手に入らない、なぜなの?


フランスでは、戦費で予算が崩壊!

内閣はわずか1日で総辞職。

「予算が通らない」と議会は大騒ぎ。

地方の住民は、自分でゴミを処理場へ運んでいた。

住民は戦争で政府にお金がないことが分からない…


アメリカでは

トランプ大統領が「中東和平を実現した」と発表!

世界は拍手を送った。

だが裏では、

彼の息子がガザの跡地に五つ星ホテルを建てる計画を進めていた。

ノーベル平和賞を狙う父と、ホテルを狙う息子。

平和の看板の下で、また新しい塔が建つ。


そして日本。

「日本を良くする」と誕生した新総理は、 

就任早々こう言った…


「日本にはもうお金がありません。

 消費税20%も、やむを得ません。」


それでもニュースキャスターは笑っていた。

「またいつもの 政治 ショーが始まった…」

平和ボケ

――それは国民病のように広がっていた。 


リボ払いで先送りしてきたツケが回り、

限度額オーバーの警告が鳴る。 


     ………


――人里離れた小さな集落。

老人は畑で土をいじりながらテレビを見ていた。


「都会じゃ、一体全体何が起きとるんじゃ?」


コーヒーをすすり、風に顔を上げる。


修繕費も家賃もいらない。

静かな暮らしは低コストだ。

だが、都会の人々はその単純な幸せに気づかない…


『私は新宿から30分以内の

 タワーマンションに住んでいます !

 便利ですよ

 どうぞ遊びにお越しください…』


山に囲まれたその集落は、

そのタワーマンションの光とは無縁だった。


田舎の老人も、

都会の若者も、

世の中の流れを知らないまま…


ただ一つ違うのは、

老人のリボ払いは

“自然の時間”に任せていることだけだった。


世界がざわめくほど、

夜の風はやけに穏やかだった。


---


◆◇エピローグ◇◆


『人は“未来を先に使えば、未来に使われる”』


未来を借りて今を生きる時代――

それを“便利”と呼ぶうちは、

この寓話は終わらない…


――今日も、

  塔のどこかで

  「リボ払い」が押されている。

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