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物語の始まり

この話は中世ヨーロッパの物語です。登場する人物、場所の名前はすべて架空のものです。

タイムリープ系の話にするつもりです。

 レンガ造りの建築が立ち並ぶここは、ヨーロッパのアルデンテ国のミナトク町。ここには魔法も剣もありはしない。これはちょっと不思議な昔の物語。

 この国では、貧富の差が激しく学校に通えることすらできない子供もいた。そして大半の子供はギリギリの生活で学校に通っている子ばかりだった。

 そうこの僕もそんなギリギリの生活をしながら、   学校にやっとこ通う子どもの一人だ。おまけにチビでいじめられっ子ときてる。

 そんな僕は今は人生最大の大ピンチに陥っている。

「おい!くそ野郎!待ちやがれ!」

少し肥満気味の短髪の子供がナイフをもって追いかけてくる。そうあいつがぼくの宿敵、つまりいじめっ子のフレニッチという名の少年だ。

「ハァハァ ま、待ってよ少し話し合おうよ!」

僕は足が千切れんばかりに全力で足を前にすすめる。風を切って前へ前へと進んでゆく。

 あいつが止まる気配は全くない今すぐにでもナイフで内臓をかき回されそうだ。

 事の始まりは僕が、あいつの犬を殺したところから始まった。僕はわざとじゃないんだ!まさかあいつの、フレニッチのイヌだったなんて!僕が下校中に歩いていたら、急に大きな犬が追いかけてきて僕の足にガブリと噛み付いたんだ、だから僕はいきよいよく犬をはねかいしたら犬が道路に転がりでて、車に轢かれたんだ。そしてフレニッチの取り巻きがそれを見ていてあいつに伝えたそして、今の状況が出来上がったというわけだ。

 でも僕もただあいつに襲われるのを待っていたわけじゃない。フレニッチの取り巻きが見ていたのに気づいて僕は急いで罠を仕掛けた。それもとっておきのね!もうすぐでそこにつく、そうすれば時間稼ぎにはなるだろう。

僕はしばらく走った。フレニッチはわけのわからない怒号を叫びながら追いかけてくる。

 見えた!あそこが僕が仕掛けた罠の場所。マンホールの蓋を外して上から新聞紙をのせ端を石でとめ

ておいたんだ!これであいつも、、、しめしめ。

 僕は華麗に新聞紙を飛び越えてみせた。一方フレニッチは僕にしか目がいっておらず、まんまと穴に落ちた。

「ヤッターーー!」

僕は叫んだ、なんたって命の危機をまのがれたんだ!でもあいつの声がしないと思い僕は恐る恐るマンホールの中を覗いた。心臓が止まるかと思った。

 頭からケチャップ垂れ流し状態の酷い子供の死体があった。もしかしてフレニッチ? 

多分マンホールから底までは5メートル程あったから頭を打ってしまったのだろう。可哀想に。

 とりあえずマンホールの蓋を閉じておこう。



こんにちは、読んでくれてありがとう。フレニッチ可哀想に!

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