テイマーちゃん冒険者になる
王都に入ったエクレール達は宿を探していた。
「王都、とっても広いですね迷っちゃいそう。」
『主よ、誰かに聞いてみたらどうだろう?』
歩いていると、商人が片付けをしていた。
「そうですね、ニールさん、
あのー、すみません、道をお聞きしたいのですけど。」
商人「何だい?嬢ちゃん王都は、はじめてかい?それなら家に泊まっていくかい?
俺の家内と娘が宿屋をやっているんだ。」
「ぜひお願いします、助かります。」
『良かったではないか。』
宿屋の夫「じゃあ付いてきてくれ。」
こうして、エクレール達は無事宿に泊まる事になった
====王都ラスティ、宿屋====
宿屋の夫「おい、母ちゃん客だ」
宿屋の妻「あいよ、フリル、頼んだよ。」
フリル「すぐ行くよー、おー、アタイと同い年位だねぇ、何泊だい?」
「あ、あの、えっと3泊でお願いします」
フリル「アタイはフリルってんだよ、アンタは?」
「あ、あの、エクレールって言います。こっちは使い魔のニールさんです。」
フリル「同年代なんだ、仲良くしてくれ。銀貨3枚だよ。」
「あ、はい、私なんかでよければよろしくお願いします。」
客A「フリルちゃん、こっちに麦酒くれー」
客B「こっちは、蒸留酒を頼むぜ。」
フリル「あいよー、ちょっと待ってな。
アンタらの部屋は2階の奥だよー。」
「はい。」
そうして、部屋に向かった
====宿屋、部屋====
「ふう、なんだか疲れました。」
『うむ、盗賊とやらを捕まえたからな。』
そんなことを話しているとノックする音が聞こえた
「はーい、どうぞー」
フリル「アタイだよ、仕事が終わったから遊びに来たんだ、迷惑だったかい?」
「そんなこと無いですよ、私もお話したかったです。」
そして、数時間ほどエクレールとフリルは話していた。
フリル「そろそろ部屋に戻るな、ありがとう楽しかったよ、エクレール」
「私も楽しかったです、では、また。」
フリル「おやすみ。」
そして別れたあとに寝たのであった。
----翌日----
フリル「冒険者ギルドかい?」
「はい。私、冒険者になりたくて。」
フリル「そういう事ならアタイが案内するよ、良いよな母ちゃん。」
妻「わかったわ、いってらっしゃい。」
こうして、フリルの案内でギルドに向かうことになった。
====ラスティ王国、ギルド本部====
フリル「こんちわー、ギルマスのおっちゃんいる?」
ギルマス「なんだ、どうしたフリル。」
フリル「登録希望の子連れてきたよ。」
「!?え?、マスターさん呼ぶんですか?」
フリル「ああ、ここは、おっちゃんが登録管理してるんだよ、なんでも、後から確認するより最初から自分で確認する方が楽なんだとさ。」
ギルマス「あー、そのとなりの子だな、これを記入してくれ。」
「はい」
ギルマス「んじゃこれで発行できたぞ、
改めてようこそ冒険者ギルドに俺はギルドマスターのライオスだ。よろしくなエクレール。」
「よろしくお願いします。」
『お主ドラゴニュートか、珍しいな、人の街に住んでおるとは。』
ライオス「おう、さすがに分かったか、黒龍様は、そうだぜ。」
『我が名はニールだ、ニールと呼べ、敬称なぞ不要だ。』
ライオス「そうか、その言葉に甘えさせてもらおう。」
こうして、無事ギルドに登録して、冒険者になったのだった。