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#05 暴れん坊のサンタクロース

こぶしは、悲鳴をあげていた。


殴ってしまった。


まだ、ジンジンする。


子供の悲鳴なんて、聞きたくないよ。


こうするしかなかった。


こうするしか、なかったんだ。






子供たちの家をまわる。


そして、直接プレゼントを渡す。


それが、私たちサンタのスタイル。


一般的なサンタとは、少し違う。




次の家に着いた。


先客がいた。


黒い衣装に、黒い帽子。


黒い袋に、黒いサングラス。


悪が身体から、滲んでいた。



聞いたことがある。


プレゼントをあげるのではなく、巻き上げる。


そんな逆サンタがいることを。



「ギャー」


子供たちが、悲鳴をあげる。


家のものを、いくつか渡す母親。




気が付いたら、壁を殴っていた。


ものすごい音が鳴った。


ビビったのか、逆サンタは逃げていった。




ザワついていた。


こちらを、細く鋭い目で見る人たち。


近所の人は、私の本当の姿を見ていない。


きっと今後、暴れん坊サンタクロース、という名前で呼ばれることだろう。


それでいい。


子供たちの、笑顔が戻ってさえいれば。

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