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01 星屑の迷い

「今日も星が綺麗だね。」


悲しそうな表情を浮かべて呟く彼の横顔を見つめながら私はいつも通り素っ気ない返事をする


「そうだね。」


「もし星が無くなったら僕達どうなっちゃうんだろう。」


「さぁね。君のこと忘れちゃうんじゃないかな。」


「ふーん。じゃあ、星がなくなりませんように…って流れ星にお願いしようかな。」


「…馬鹿馬鹿しい。」


ああ本当に。彼と同じ事を考えてしまった自分が本当に馬鹿馬鹿しい。




明日も晴れますように。


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