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千年ぶりだね、大英雄  作者: 十五夜
【第4章】初代勇者の学園生活►中等部編◄
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Ep.38 管理魔法と国際資格

今回ミスりました。流し読みで構いません。

『管理魔法』


約三百年前に開かれた世界会議にて、賛成多数により発動が決定。目的は人々の情報管理をより簡単にするため。主な内容は二つの魔法を世界中に効果を発揮するようにした。その魔法は、一つは『ステータス』、もう一つが『鑑定魔法』である。この二つの魔法は魔法陣によって制御されている。その魔法陣は中立の立場である「冒険者ギルド総括管理指令組織」の本部で厳重に保管・発動をしている。なお、維持のための膨大な魔力は『星の魔力』と言われる地脈エネルギーを利用している。



ナツトは今日も城の書物を読んでいた。自分の体の状況を知ってから数か月が経過した。季節は冬だ。

といっても、ここリコアは比較的温暖な気候で滅多に雪は降らない。肌寒いなと感じる程度だ。雪を見たければトレーカスの方に行ってみるといいかもしれない。行かないが。


さて、それはそうと今日読んでいる本は管理魔法についての本だ。ステータス、鑑定。ここにきて急に魔法の世界らしくなってきた。確かに千年前にはこれらの魔法は存在していなかった。あの時は自身の力を把握する術が心に聞くとかいう結構アバウトな方法であったし、あれでわかるのは能力の有無などのかなり特殊なことだけだ。


ステータスは確かにあると便利だ。国民の能力やらその他もろもろを記録・管理することが容易になる。現に出生段階で特殊な鑑定魔法の審査を受けさせる国も多いようだ。尤も、こいつは危ないなと判断され本人の知らないところでマーキングされることにもつながるが。実に魔法の世界らしい管理方法だ。


鑑定魔法の方は先ほども言ったように出生時の記録を取るためのものであったが、いつの間にかその魔法陣が漏れ、詠唱型の鑑定魔法になっていったようだ。性能面はかなり落ちるが、少ない魔力で相手の大雑把な実力を知ることができる手段として多くが使用しており人気なようだ。


もしかすると、ラーテル王国に来るまでに誰かに鑑定魔法を使われていたかもしれないな。

この本には鑑定魔法の魔法陣が書いてあるので、これをいじれば冒険者たちが好んで使う方もすぐに割り出せそうだ。



それはそうと、学園の受験もまだまだ先で退屈していたが、代わりに面白いものを見つけた。毎年冬に連続的に資格検定が実施される。その資格は基本的に何歳からでも合格すれば取得することができる。


今回受験するつもりの資格は転移魔法資格、回復魔法資格、飛行魔法資格の三つ。三大資格と名高い国際資格である。これらはひと月ごとに資格検定が実施され、順番も先に言った順である。おそらく本来、これらの資格は一気に習得するものではないとは思うが最低でも転移魔法と飛行魔法の資格は取っておきたかった。


というわけでここからは一気に行こう。




先ずは転移魔法のテスト。基本的に筆記テストを行い、その後に実際に転移魔法ができるか確認し、それらの総合的な評価で合否を決定する。

そうだ、ここで一つ言っておこう。現在この世界の一般的な転移魔法というものは、以前ナツトが使っていたような瞬間移動的なものではなく、門のようなものを二地点に作り出しそれをくぐって移動するものをいう。フィディースがナツトを城まで送った方法である。この方法の利点は一度に複数人移動することが可能であるという点と魔法化を行わずとも移動化可能であるという点だ。

この魔法化を行わなくていい移動というのが大きい。魔法化は大前提として多くの魔力量と優れた魔力操作が可能であるということが必要で、加えて更に精密な魔力操作を必要とする瞬間移動型転移魔法を行う必要がある。しかしそれができるのはごく一部の強者であり、みんながみんなそれができるはずがない。

一方で、門型転移魔法は魔法化の手間を省き、移動時間は増えるが多くが使えるように落とし込んだ魔法となっている。


転移魔法の筆記では、転移魔法の原理や禁止事項などを理解しているか網羅的に問題を出題する。試験時間はちょうど一時間。当然というべきか、試験会場はナツトのような見た目子どもはまったくおらず、多くの大人たちが真剣な表情で座っていた。ナツトが入室したとき凄い視線を感じたが、突っかかってくる人はいなかったので安心した。

もともと転移魔法を使っていたナツトにとって魔法陣が多少変わっている程度では問題がなくスラスラと問題を解き進めることができた。問題を一通り解いて、難易度・分量から見直しの時間は基本確保できなさそうであった。

実技試験の方も手応えは十分だった。試験では四種類のパターンのテストを行った。一つは指定された数十メートル先の円の中に転移門を繋ぎ移動する。一つは密室の中に入りそこから外に転移門を繋ぎ移動し外に出る。一つは指定された座標に移動。そして最後は障害物が沢山ある中で特定の人物を探し出し、そこに移動する。

ナツトにとっては簡単なことであるが、視線の先に映った大人たちの様子を見るに相当難しいようだ。ナツトを見た試験官もナツトのことを感心してみている様子が窺えた。

合否通知は二か月後。ちょうど飛行魔法の試験の時期に重なるわけだ。合否通知が家に届く。ちなみに合否通知を作るのは各国の魔法省である。また合格証明書を持ってギルドに行き、確認が取れたらギルドカードに転移魔法使用可能者の印を入れてくれるサービスがある。転移魔法以外も同様である。これをやっておくことで依頼を受けるときなどにいろいろと役立つことがある。




更に一月。今度は回復魔法の番だ。ナツトにとっては転生魔法よりこっちの方がよっぽど難しい。この世界の回復魔法は、何も考えずに自分や人に施したら痛い目に合う。魔法をかけたら怪我が治ったとか病気が治ったとかそんなことは断じてない、起こりえない。知識のない者が偽善ぶって回復魔法を使うとかえって受けた者が命の危機に面することになる。一般的なかすり傷程度であれば治療はまだ簡単だが、大きな怪我などになってくるとちゃんと人の体の構造を把握し、その他の状況をちゃんと理解したうえで適切に最適の魔法を行使しなければならない。

尤もかすり傷一つ治すだけでも相当な魔力操作を求められるが。


こちらの筆記試験は転生魔法の倍ぐらい採点基準が細かそうだ。回復魔法の種類などの基礎を最初に細かく問い、その後は状況が説明されどういう治療を行うべきかひたすら記述するという内容だ。試験時間は一時間半と転移魔法より長めであった。

受験者もかなり知的な印象を受ける人たちが多く、やはりここでもナツトは他とは圧倒的に比較にならないほど浮いていた。

実技試験は、精巧に人の体を模した人形を使って様々な状況の対応を見られた。人形は見た目完全に人なので怪我とかの具合もかなり生々しかった。人形は複数あって獣人や魔族など人族以外の場合も試験内容になっていた。

自身の程は?と聞かれたら流石に胸張って自身があるとは言えない試験であった。

これも合否発表は二か月後である。




そして、飛行魔法。一番受験者数が多い。先の二つに比べると圧倒的に難易度が低い。ただ、飛行魔法に至っては資格が二つ存在している。ざっくりいうと、国内限定か海外でも有効という違いだ。というのも、難易度が低いが覚える内容というのは圧倒的に飛行魔法が多い。難易度が低いからこそ規制も厳しかったりする。筆記試験で、問われる中に合格の場合上記どちらで合格するか決定されるものがある。

飛行魔法の資格を取るには、世界各地の飛行魔法の扱いについて知らなければならない。例えば都市部において一定の高さ以上の飛行禁止だとか、決められた区画のみ使用可能だとか、この国・この場所は使用禁止であるなど暗記しなければならないことだらけである。暗記が嫌いな人はさぞ嫌気がさすことだろうが頭に入れておかねば違反で逮捕されるのだ。

そのため、すべて覚えるのは無理っていう人は国内限定を死に物狂いで取っていたりする。ナツトは勿論国外有効を狙っている。

実際、覚えるための能力を持っているわけだし、これで落ちたら逆にヤバイ。せこいなんていうなよ。

まぁ、言われたところで、この能力オンオフができない常時発動型だからどうしようもないけど。

筆記試験の時間は転移魔法と同じ一時間だったが、問題量が一言で馬鹿だった。頭がおかしいんじゃないかと疑うぐらいの問題量。そのくせたまに記述が入っていたりするから鬼畜もいいところだ。


例に倣ってそのまま実技試験に移ったわけだが、これは言う必要はないだろう。楽勝であったと言っておこう。


合否はともかく、これで後は学園の受験を残すのみだ。季節は冬のど真ん中。肌寒いはすっかり寒いになり、長袖必須になってしまった。

ナツトは夏より冬の方が好きでまた半袖より長袖の方が好きだ。なので、ナツト的にはまったく問題はない。名前が“夏”だが、暑がりなのだ。夏自体そこまで好きではない。


そうだ、ギルドで何かしら依頼を受けねば。忘れないうちにギルドに行くとするか。

いやー、ホントにこの回ミスった。実に読みにくい。申し訳ない。


「ふーん、こんなのあるんだ」程度でいいです。

後日、まとめ書くので、そっちでも似たようなこと記しておきます。


今後、こういうミスをしないようにしないと。

これからはこういう設定系は物語の中ではできるだけ軽ーく触れて、後から詳細設定を書きだすことにします。


あ、誤字報告ありがとうございます。これからもどんどん送ってください。



次回、入学試験。


うーん、進まねぇ。

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