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22 おべんきょしましょ、そうしましょ。

先週投稿できなくてすみません……。

初めて実コンサボりました……。

「どあゎあぁぁ~……」

 眠気が、眠気が私を襲ってくるんです!! RPGとかの冒険ゲームでいう所の、最後のボス! まさに魔王ですっ!! 眠気というボスが、私に攻撃をしてくるのです……。

『エッセイを読むのは飽き飽きだし、お勉強は捗りません。さて、中学2年生の春野愛華ちゃんは、どうしたらいいのでしょうか?』

 ……誰かこの問題を解いてください。ついでに私の数学の問題集も解いちゃってください。ちゃちゃっと、ささっと、さらっと。

 やだ私怖い。やだ私怖い! もう一度言わせてください。ヤダワタシコワイ!!

 独り言病が激しすぎますよ。これはもう、男性恐怖症の前に独り言病で精神科に行くべきでしたね。私そろそろ本当にいかねばならん。精神病院へ。


 って、冗談言ってないでさっさと数学やっちゃおうっと。もう、このくだり何回やるんですか……。

 さっきからずーっと数学の問題集数学の問題集数学の問題集って!! 飽きましたよ! もう本当に嫌になりました……。てか、自分でも不思議に思ったんですけど……何故に敬語? おかしくない?

 必要あります? ないですよね? 敬語? 独り言で敬語? それはそれで精神病院送りになりますよ。

 てか、寒いです。激寒。極寒。誰か助けて――――。って、棒読みすぎる。やめよ、もうやめよ。

「さーて勉強勉強っと~」

 これもまた棒読みで、私は数学の問題集(仮)に取り組むことにした。

 静かすぎて、捗らない。何? お母さんいないのかな。あの人のところ? いやいや、昨日行ったばっかじゃん。もう、静かすぎるのもなんかやだなぁ。私って結局わがままなのかな? それとも、勉強したくないだけ? ……絶対両方です。

 うぅ、それにしてもやだなぁ。勉強。

 私はため息をつく。シャーペンを放り出して椅子の背もたれにもたれかかった。

 なんか暇つぶししたいなぁ~。

「あ」

 私は目を光らせた。パソコンしようかな!! ゲーム、ゲームっ♪

 そうだよ、ゲームでも動画見るのでも何でもいいけどとりあえずパソコンしたい!!

 突然したくなってきたよ、すごく。お母さんいないかな?

 私は部屋を出てリビングに下りてあたりの様子を伺う。いない……かな?

 よし、行こう。パソコンのある部屋へ! うあぁ、楽しみぃ~っ!

 久しぶりなんだよね、パソコンとかするの。何しよう何しよう!

 思わずスキップをする。そしてその部屋のドアを開けたときだった。


 衝撃的――――


「あ、え?」

「あら愛華。何か用?」

 信じられない。これは何? 白昼夢? ってか幻覚?

 お母さんがパソコンを・・・・・・・・・・しているなんて・・・・・・・

 やだよやだよやだよやだおぉ!!

 まさかそんなバカな! お母さんのバカ! 何でこんな素敵な今日という日に限ってお母さんが珍しくパソコンをするとき用のめがねまでかけてパソコンしててさらにその用途が年賀状!!

 嫌です! こんなの信じたくないんです!

 ってか、何を言おうと心の中だけなんだから何の意味もないし……。

 無駄なことをするのはもう嫌です。嫌なんです。


「年賀状誰に送るか決めときなさいよ。どうせあの3人だろうけど。というか、あなたあの3人以外に友達いないの? 学校で浮いてたりしていない? 大丈夫なの?」

 お母さんにそう声を掛けられて私は目をぱちくりさせる。

 友達が、いない? えっ、私って友達少ないの? 意外といる方だと思ってたんだけど……。

「あ、4人。4人だよお母さん。ユアちゃんも」

 そうそう、ユアちゃんの分も必要なんだった。ユアちゃんの住所知らないから、聞いておかないといけないね。年賀状の用意とか大変だよなぁ。

 というか、離婚したけど別に送ってもいいんだよね? 年賀状。一応不吉なことの中に入ると思うんだけど……。

 別に誰か身内の人がお亡くなりになられたわけでもないし……うん、大丈夫ですね。

「じゃ、じゃあね……」

 私はそうつぶやいて部屋を出た。


「はあぁ~……」

 最悪です。パソコン使用としたらおかあさんがいたなんてさ。

 もう死にたい。いや、パソコン使われてただけで死ぬとか軽すぎる。私の命軽すぎる。安い。

 しばらく休憩しよう。何もする気にならない。


 まあそんなこんなで次の日。つまり日曜日!!

 今日はなんと! お母さんがまたあの人と会うことになったみたいで私は家に1人なのです!!

 今度こそパソコンする!!

「いってらっしゃ~い」

「ちゃんと勉強しなさいよぉ~」

 うっ、嫌なこと言うんだから、お母さん……。

「は、はい」

 宿題もないし、問題集も昨日まあまあ頑張ったし、やることないってことでいいや。

 お母さんが出て行ってしばらくするとパソコンがある部屋へダッシュする私。

 パソコンパソコンパソコン~っ!!

 私の大好きな素敵すぎる幸せの絶頂へと連れて行ってくれる私のエネルギー源でもあるそんな素敵すぎるやばいパソコン様々に会える!

 てか、使えるんですよ! お母さんがいない家っていいよね。ってか、みんな幸せだよね。

 1人だけの家って。だって何でも使えるんだよ。ゲームし放題、部屋でごろごろし放題、パソコンもし放題! そして履歴は消すっ!! うん、完璧です。我ながら。

 結構私いいこと考えたと思うんだよね。履歴を削除する。

 うんうん、証拠隠滅ってやつですよね。って、私悪い子になってない?

 いやいやいやいや、いまさら悪い子だろうといい子だろうともう関係ないよ。

 てか、私はもう完全に悪人の道を進んでいってますよね~。私は絶対に私みたいな悪い子にならないように育てよう。うん。

 私みたいな子供は絶対にやだわ。やめてほしい。出来のいい子供がいいですね。別に頭がいい悪いとかではなく、性格のいい、優しい子に育って欲しいとは思う……。

 うーん、そうなると名前は優子か……? 男の子だったら優男? いやいや、それはさすがに古臭いぞ。

 字的に。読み方もかなり古臭いけど、漢字も。男女両方の名前が古臭い。

 私の名前が可愛めなんだから、子供の名前も今土器っぽく可愛くかっこよくしてあげないとダメだよね。まあ、ダメってわけでもないんだけど。

 とりあえずいい漢字の子供の名前にしよう。

 あ、パソコンで今時の名前調べてみようかな。うんうん、それがいい!

 私は早速調べることにした。

 え~っと、男の子の一位は……はると? へぇ~。あ、ゆうきもあるかな? うーん、ない……。

 ま、まあいいや。次は女の子っと。一位がはな? うちのクラスにはいないよね……。

 二位はいちか……もいないよね。三位はあかり。あかりちゃんはいたような気がします。

 まそんなことはおいといて……ってか私、まだ中学生なのに子供の名前なんて考えてどうするんですか!! あ、梨央ちゃんも25位だ。紅葉と雪乃も入ってるかな? ユアちゃん……はどうだろう。私もあるかなぁ? わっ、ユアちゃんは32位! 意外とあるんだ……驚いた。

 186位にゆきの発見。でも紅葉は……あわゎあっ!? まなか発見……194位だけど。


 うーん、400位まで見たのにもみじは発見できなかったよおぉ……。

 紅葉ってありそうな名前なんだけどなぁ。やっぱり珍しいのかな? まあ仕方ないかもしれない。

 今までに紅葉っていう名前の子に出会ったことないんだし……。いや、それが普通じゃ?

 だって一位のはなちゃんにも出会ったことないし。うんうん、大丈夫大丈夫……って何が大丈夫なんだ!! ってか、さっきからずーっと私おかしいんだよ!

 まだ中学生なんだからね! マンガとか小説とか書くわけでもあるまいし、名前とか考えるだけ無駄だよ! それに、旦那さん(希望は優輝君)とも一緒に考えるんだし、今から私が時間をつぶしてまで考える必要ないんだよ! さらにさらに、今と私が子供を産むくらい先だと、人気な名前は変わってきてるだろうし。うん、考えるだけ無駄だよ。



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