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ねことルッキズム

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/07/29

 悩んでおります。

 あたしはそうとうのねこ好きを自負してるけど

 金輪際 公言するのはひかえとこうと決心した


 だってさ

 ねこがかわいいから好きだって言ったら

 ルッキズムかと非難されるし

 だきごこちや さわりごごちがいいと主張したら

 カラダメアテかと糾弾される

 かといってネズミよけにもなるしだなんて

 しどろもどろしたなら

 打算ずくめの利用価値かよって

 あげあしをとられるしまつ

 じゃあ いっそのことプラトニックにふりきる手も

 ないことはないものの

 ねこにまで いぬのような

 精神性を求めるのもちがうと思うんだよね


 だからあたしは隠れキリシタンみたいに

 世と人の目を忍んでねこを愛することを選んだのだ

 とはいえもしも

 ねこのイラストや写真を

 踏み絵させられるようなことがあれば

 たちまちばれてしまうことだろう


 われわれ ねこ好きにとって

 ねこは踏むものではなく むしろ

 ねこに踏まれてよろこぶのことのほうが

 絶対的に正しいことなのだから



挿絵(By みてみん)

 てか、ルッキズムでもいいや!

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― 新着の感想 ―
私、本物の猫はあんまり好きじゃないんですが、この猫の絵はめっちゃ好きです。バカボンのパパみたいに、「それでいいのだ」って言ってる感じがなんとも味があって良いです。私もこれは踏めません。
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