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詩集 無能シリーズ  作者: 仲仁へび


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第2話 無能の今



 何もかもが失われた 残っているものなんてない

 ただここにあるのは 役立たずの命だけ


 どれだけの時間が過ぎ去ったとしても

 未来 どれだけの功績をつみたてる可能性があったとしても


 この過ちは消えてなくならない

 この今 自分が無能だった事実はかわらない


 はっきりと この世から消し去ってくれたら良いのに

 役立たずの烙印をおされて生き続けるくらいなら

 はっきりと ここで終わらせてくれれば良いのに


 明日なんて信じられない

 

 苦しみが永遠に続くように感じられる


 無能であることをなじってくれる事は救いだ

 役立たずであることを理由に断罪してくれれば喜ばしい


 そうすれば この今を こんな虚無を抱えながら

 生き続けずにすむというのに



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