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詩集 無能シリーズ  作者: 仲仁へび


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第1話 無能の価値



 誰か助けてくれと叫びながら

 誰も助けてくれないだろうなと思っている

 俺は取り柄がない無能だから

 なんの価値もない男だから


 誰かが助けたいとは思わないはず

 誰かに助けてもらえるとも思えない


 世の中にはたくさんの人がいて

 誰かを救ったり 誰かに愛される人がいる


 けれど俺は そんな人間なんかじゃなくて

 誰かを救ったりはできないし 誰かを愛したことなどない


 こんな命に価値などないから

 きっと誰も救ってはくれないだろう


 無能の命に価値などないから

 きっと救いたいなどと思わないだろう



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