スパイスからカレーを作ろう!《画像14枚あり》
正月にカレー。
おせちもいいけどカレーもね…とか、そのフレーズは漫画などで見かけて知ってますが、オリジナルがなんなのかは分からないくまのほたりです。
( ;´Д`)知らないふりしてないよ!
( ;´Д`)本当にリアルタイムじゃないから、知らないんだよ!
( ;´Д`)年齢詐称じゃないよ!
それはともかく。
なんだかこの冬は寒波が厳しかったですね!
灼熱の猛暑日に耐え、なんとか秋を迎えてそろそろ寒さに体をならそうか…?
指先だけ冬の寒さに浸けてみようかと、もじもじしていたら、一気に来ましたね…!!
なんなの。(真顔)
そんな寒さに負けやすいナイーブな身体を持つ、くまのほたり。
合法的な薬に頼ることを決意しました。
それがカレー。
(*´ー`*)
でも市販のカレーのルウって、作りやすいけれど、脂肪分塩分とちょっとお高め。
食べ盛りの10代ならそれでもいいんですが、永遠の、という枕詞をつけない限り10代を名乗れない身の上なので、ちょっとボディがわがままになっちゃう。
それじゃあ、カレー粉となるかと思うのですが、市販のカレー粉は辛いんです。
頑張れば辛いカレーも食べられますが、それは年に数回のテンション。
普段食べるなら辛くないカレーがいい。
それと連載を追いかけているエッセイの作者様が市販のカレーが食べられないとエッセイの中で書かれていたので、じゃあ推しのためにやってみようかと決意した次第です。
ということで、最初にネット検索。
スパイスを販売している大手メーカーのサイトで、カレーのレシピを見つけました。
使うスパイスは、ターメリック、クミン、コリアンダー。
ふむふむ。これなら辛くないな。
サイトにはフライパンで簡単に作れるとあったので、素直にフライパンで調理しました。
……あれ?結構、加熱時間がかかるなぁ。
レシピの分量通りでやったけど、これにとろみがつくまで加熱って?
カレーが家庭料理なら、そもそも忙しいお母さんたちが火加減見ながら、鍋に長時間張りつくのは毎日やるのは無理じゃないか?
ぐるぐると考えながらフライパンをかき混ぜると、汁気がとんでとろみが出てきた。
この時、塩分控えめで作ったので、味が薄い。
………カレーだけど、なんだろう。これだけじゃなんか足りないな。
そっと野菜炒めの残りと、冷蔵庫にあった豆腐ハンバーグの余りを添えました。
手で食べる文化圏でこんなん見たことある……!
(*´〜`*)もぐもぐ
うん。カレーが塩分控えめで、野菜がちょっと固い。
これは牛乳カレーだけど、あんまり牛乳牛乳してないなぁ。
薄味だと他のおかずも足せてこれはこれでいい。(残りをラップして、翌日電子レンジで温めて食べたら、野菜の固さはなくなりました)
しかし、ミッションはカレールウで作ったあのカレーに代わるものを作ることだ。
そして、簡単に作れる家庭料理こそ本来のカレー。
フライパンという調理器具ではなく、文明の利器である圧力鍋を使うべきでは?
毎回何人分とか、水の量とか、スパイスの量を気にするとか、面倒なこと家庭料理でやるのはナンセンスじゃないか?
ネットにあったレシピをもう一度見直すと、カレーの作り方はある日本の家庭料理に似ていることに気がついた。
それは、筑前煮だ…!
筑前煮だけに限らないが、具材を炒めてから煮る調理がカレーにも通じているのだ…!
筑前煮を作ってみた。
くくく…。ごま油と醤油の匂いがたまらねぇぜ。
鶏肉はもも肉だぜ。
味が染みてぷるぷるだぜ……!
〜試行錯誤で数日経過〜
できた。
それなりにカレーっぽいんじゃないかな?
よし、このレシピでいこう!
(*´Д`*)ということで、作り方だよ!
圧力鍋を使っているけど、くつくつ煮込む時間を短縮するためなので、普通の鍋でも大丈夫だよ!
まずは肉と野菜を用意して、切ります。
この辺は普通のカレーと同じですね。
鍋に油を入れて炒めます。
しんなりしてきたら、ここでスパイスとニンニク、ショウガを入れます。
この時、ターメリック、クミン、コリアンダーは、小瓶1本ずつで混ぜてしまいます。
だって毎回計量スプーンとか面倒くさい。
小さなタッパーに入れて混ぜるか、ボウルで混ぜたあとに小瓶に戻すとか、ミックスしたものを作ってしまいましょう。
そして、ニンニクとショウガは、市販のチューブだとすりおろされていて楽です。
特にすりおろさなくても、みじん切りにすればあんまり気になりませんでした。
ニンニクとショウガもお好みで。入れた方が薬の効き目がアップしますよ〜。
炒めた具材に混ぜたスパイスをざばっとかけます。
カレーの色が全体的に付くまで入れましょう!
(`・ω・´)ここ大事!
だいたい画像の色より濃いめになるまでスパイスを入れること!
この後トマト缶が入るので、薄まるからね!
あと、単純に画像で見たらなんか薄くなってた!
カレー粉まぶしたじゃがバター的な、ガッツリカレーの色になるまで入れよう!
(`・ω・´)計量スプーンなんか使わないぜ!
そして、トマト缶を投入。
(*今回知り合いのトマト農家からハネモノのトマトをもらったので、湯むきしたものを入れました)
トマト缶をいれると、それなりの水分が加わります。湯むきトマトの場合は、それより汁気が少ないので、トマト缶の場合より多めに汁を足します。
ここで大事なのは、だし汁を入れるように気をつけること。
具材とスパイスの味だけだと、やっぱり市販のカレールウに慣れた舌は、何か物足りないなと思ってしまいます。
アレルギーのない方は、コンソメ顆粒を入れるとか、顆粒だしを入れるのが楽でいいかと。
アレルギーがある場合は、それぞれに食べられるだし汁を入れるといいと思います。昆布だしとか、鰹節のだしとか。
私の場合、先日作った筑前煮の残り汁をザルで濾して使いました。
(`・ω・´)おでん、煮しめ、ロールキャベツの残り汁!捨てないでここで使えるよ!
あれだけ具材の味が出ている汁を捨てるのは惜しい…!
で。
だし汁にしろ、残り汁にしろ、塩分は含まれているので、とりあえずこの段階では、具材の味を出すためにということで、塩を小さじ半分、砂糖を大さじ半分だけ入れておきましょう。
(*´ー`*)足すのはできても、引くことはできない…!それが塩分と糖分…!
とりあえずトマトと砂糖塩を混ぜたらこんな感じ。
撮影のため、鍋を傾けたのでちょっと水分多めに映ってます。
くつくつするまで、煮ます。
蓋をして、20分ほど圧力鍋を加熱します。
そして、冷めるまで放置。
ちなみにカレーの準備は夜にしています。そのまま一晩放置できるので、余計な待ち時間を作らないで済みます。
加熱して、一晩置いたらこんな感じ。
冷えたので脂が浮いてますね。
混ぜるとこんな感じ。
具材が溶けてきているのが分かりますかね?
朝ごはんを食べながら、また圧力鍋で加熱します。
20〜30分かけますが、どうやらここでちゃんとトロトロになるまで加熱しないと、とろみのあるカレーにならないようです。
カレーのルウのようなとろみは、小麦粉など炭水化物を投入すれば早めにつくんですけど、なんか、違うじゃんそれ。
何がって、ここまできたらそれはやらないでいきたいっていうかぁ…。
おっと、くまのがぐずぐず言っているうちに鍋の加熱が終わりましたね。
またそのまま放置して、お昼になりました。
どうですか?カレーですよね?
また加熱してアツアツにしたらそろそろ食べられそうな気配…。
でもここで一番大事な作業があります。
それが味を整えること!
スプーンですくって、ひと口味見をしてください。
おそらく薄味。
ここで好みの味つけにします。
塩をちょっとずつ足して味を整えてください。
ソースを足すとか、顆粒だしを足すとか、その辺はお好みで。
トロトロに溶け出した具材の旨みがあるので、あまり濃くしなくてもいいように思いますが、ここは好みです。
あえて薄味にして、ソースカツをカレーにのせて食べるのもありです。
( ;´Д`)まぁ、この辺は塩分控えたい場合の小技なので、普通に美味しいと思う味に整えてください。
塩で充分味は整います。
そして、味が整ったら、出来上がり〜。
(*´Д`*)美味しそうでしょ?!
美味しいよ!!
トマトの酸味があるので、コロッケやカツなどの揚げ物トッピングしても美味しいよ!
そして、これがさらに美味しくなる方法がある…!
それが、翌日のカレーだ!
通称2日目のカレー!!
美味そうだろう……?
さっきのカレーより、美味いんだよぉ!!!
だから、多めに作るんだ…!
美味いのは2日目以降だからな…!
(*´ー`*)ちなみに、湯気がすごいのは寒波きていた週末だから。
食べた後は、体がぽかぽかだったぜ……!
くくく……!!
とんでもなく効くぜぇ!!
カレーはよぉ……!!
とんでもねぇ、薬だぜ…!!
これがモノによっては、百均で買えるなんてなぁ……!!
ヒャハハハハ……!!
(*´ー`*)実際、同じ系列の百均でも店によってスパイスの品揃えが違うので、油断してると安く買えるので侮れない。
オールスパイスやシナモンなど、ちょい足しで使えるものもあるので、店に行った時はチェックするようにしています。
スーパーなら1瓶150〜200円かなぁ。
辛いものが平気な方は、ガラムマサラだけを買えばスパイスは足ります。
辛いものは避けたい場合は、やはりターメリック、クミン、コリアンダーが無難かと。
ちなみに百均のスパイスは、あるところとないところがあるので確実ではないです。スーパーも店によっては3種揃ってないこともあるので、注意ですね。
(*´Д`*)おさらいだよ!
《材料》
・肉、野菜、きのこ、海産物
*具材は好みで!
肉を入れる場合、鶏肉だとさっぱり。牛肉が一番旨味が濃かったですね…!スパイスと脂の親和性は高い。でもその分脂っこいので、お腹がイマイチというときは、シーフードか鶏肉の方が薬を摂取できると思います。
・スパイス(ターメリック、クミン、コリアンダー)各1瓶
・ニンニク、ショウガ
・砂糖(大さじ半分〜1)、塩(小さじ半分、追加分は好み)
・油(具材を炒める分)
・トマト缶(または、牛乳)
・だし汁(煮物の残り汁でもOK)
《作り方》
①具材を切る。ニンニク、ショウガはみじん切り
②鍋に油を入れ、具材を炒める
③スパイスとニンニク、ショウガを加える
④トマト缶(または牛乳)とだし汁(または残り汁)
⑤塩と砂糖を入れる
⑥よくかき混ぜたら、煮込む
⑦冷めるまで放置
⑧よくかき混ぜたら、煮込む
⑨トロトロになってきたら、塩を足して味を整える
(*´Д`*)出来上がり!
注意すべきことは、おうちの中がカレーのいい匂いで充満すること…!
2日目のカレーのために、量は多めに作ることをおすすめします!
食べちゃうんだよねー。
辛くないから、いくらでも食べられる。
冬休み期間は、昼はカレーと固定してもいいかと思います。
具材を変えることで、同じトマトカレーでも違った味になるので、意外に飽きません。
(*´ー`*)暇そうなら野菜切ってよー、と言える。
なぜなら、煮込みまくるから、大きく切っても小さく切っても、全部トロトロになるから、切り方とかどうでもいいから……!
ピーラー使えれば誰でもいけるんじゃないっすかね?
なんなら、業務用の冷凍野菜と、シーフードを入れてしまえばいい。
包丁いらず。
普通の鍋で煮込むのが面倒という時は、反則技で炊飯器で保温すればいい。ただし、カレーくさい炊飯器が出来上がるがな……!!
カレーの力は予想以上に強いのだ…!
(*´ー`*)
いかがでしたでしょうか?
スパイスでカレー、作れそうですかね。
あと、なぜかカレーの食べ始めた頃、食後に眠くなりました。たぶん、血流が良くなったからだと思います。(ご飯の量は同じで、カレーのカロリーはルウで作ったものより低いはずなので、血糖値上がりすぎて眠いのパターンではないはず)
寒い冬に、暑い夏に、カレーをどうぞ!
飯テロできたかなぁ〜(*´Д`*)